ナビりんが行くわよ!

【Vol.14】書泉グランデさんで開催中の「書泉のしおり展」にお邪魔してきたわ!

東京・神田神保町の「書泉グランデ」さんで3月29日から始まった「書泉のしおり展」にお邪魔してきたわ。会場はこんな感じでずらっとしおりが!!

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書泉さんで本を買ったことがある方ならご存じと思うけど、書泉さんではご購入いただいた本にオリジナルのしおりを挟んでいるの。このしおり、実は1960年代後半から配布が始まったのよ(約50年前から!)。こちらが貴重な一番最初に配布されたしおり。

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「今回の企画展のきっかけは社内某所で発見されたダンボールなんです」
そう話してくださったのは書泉さんの広報で今回の企画展を担当していらっしゃる大黒瑞月さん。

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「実は発見されたそのダンボールの中に大量のしおりが入っていたのです!」

入っていたのはなんと約1300種類ものしおり! ダンボール一杯のそのしおりは、制作された年代も不明で全く分類分けされてなかったそうなのだけど、今回はこれを全部デザインテーマで分類して(ご苦労様でした!)、そのなかから選りすぐった約600点を展示しています。

テーマは「模様」「人物」「動物」「植物」「建物」の5つ。

こちらは「人物」

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こちらは「建物」

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こちらは「植物」

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しおりというと短冊形を思い浮かべるけれど、なかにはこんな変形型も(楽しい!)。

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イラストは販促物のデザインをお願いしていたデザイナーさんや、お声がけしたイラストレーターさんたちが描いたもの。年代分けはされていないものの、イラストのテイストでなんとなく作られた年代がわかるような。人物や動物などはキャラクターには特に時代性が現れているように感じたわ。

また今回の展示には、すでに退職された、ずっとしおりの制作を担当されていた元社員の方がファイリングしていた貴重な最初期のしおりも展示されています。

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しおりという小さなスペースを最大限に活かし、そして書泉を訪れる多くの方に愛されるテイストで作られた600点以上のしおりたち。デザイン関係のお仕事の方や学生の方にも、とても参考になる企画展だと思うわ。

しおりのデザインは2013年にはフジテレビさんの「いらこん」という番組で、イラスト投稿サイト「pixiv」さんの協力のもと、デザインコンテストが開催されたこともあるの。このしおりのデザインが新人イラストレーターさんやデザイナーさんの登竜門みたいになったら楽しいわね。この時の優秀作品はこちら

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公開初日の午前中に伺ったのだけど、すでにお客様が入れ替わり立ち替わりお見えになっていたわ。皆さん、どなたも「わあ、懐かしい!」と声をあげていたのが印象的。書泉さんのしおりを集めているコレクターの方もいらっしゃって、持参したご自分のコレクションファイルと見比べながら「あ、これは持ってない!」とか。

「そうなんです。私たち社員より昔から集めていらっしゃるコレクターの方のほうがずっと詳しくて」と大黒さん。

でも何十年も前のお店の販促物(しおり)を今も大切に持っている方がいるということ、こういうイベントに初日からお客さんが続々といらっしゃること、そして「社内某所から」大量のしおりが”発掘”されたことまで含めて、長い歴史と、沢山のお客さんに愛されてきた「趣味人専用の書店」である書泉さんらしいエピソードだとナビりんは思うのです。

今回の展示には各コーナーに絵本雑誌「MOE」さんの解説とコメントも添えられています。それから会場でアンケートに答えると懐かしいしおりを一点プレゼント。ナビりんも一枚いただいてきたわ。こちらもかなり昔のものね(都内の電話番号の局番が三桁だった時代のもの)。

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「書泉のしおり展」は4月16日(土)まで開催中です。書泉さんのしおりに思い出のある方はもちろん。過去半世紀にわたるイラストのテイストの移り変わりや時代性の変化に興味のある方などなど、きっと沢山の方が楽しめる展示会よ。
ツイッターではハッシュタグ「#書泉のしおり」でしおりの思い出が投稿されているから、こちらも覗いてみてね。

展示フロアから帰りはゆっくり階段で各フロアを見て回ってきたわ。書泉さんに伺ったのは久しぶりだったのだけど、鉄道ファンの聖地である6階フロアをはじめ、格闘技、ミリタリ、アイドル、ボードゲーム、精神世界など、どのフロアも「濃く」て、棚の間を見て回るお客さんの熱心な表情が目に付きました。

「ここに来れば自分の好きなものがある」というお店とお客さんの信頼感。そして大好きなものに囲まれる幸福感。それはきっと本屋さんとお客さんのひとつの理想的な関係だと思うわ。そうやって長く長くお客さんに愛される本屋さんってステキよね…… と、ちょっと感慨深いものを感じたナビりんなのでした。

「書泉のしおり展」の詳しい情報はこちら

書泉さんのWEBサイト「しおりギャラリー」(現在配布中のしおりがご覧いただけます)

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