2016年3月11日(金)

辰巳満次郎 × とこわかの会 「平成寺子屋 B&B 二時限目:東西古典融合 ~シェイクスピア没後400年目に紐解く~」

寺子屋は町の学校。
読み書きのお手本には能の台本「謡本」が使われ、寺子屋のお師匠さんは子どもたちに謡を教えました。

今回B&Bで開催するイベントでは、「マクベス」「オセロ」などシェースクピア作品を新作能で演出・主演してきた『平成寺子屋』師匠・辰巳満次郎さんをお迎えし、 両者の「こころ」を紐解き、自ら東西古典の融合を追求した作品を解説していただきます。

能楽創者、世阿弥作品とシェースクピア作品。
洋の東西、年代は違えども、「世の無常」をテーマにした様には共通点が多いこれらの作品について、深く知ることができる2時間になることでしょう。

【プロフィール】
辰巳満次郎
シテ方宝生流能楽師。東京都目黒区在住。故辰巳孝の次男として神戸市生田区(現中央区)に出生。孝に師事し、4歳で初舞台、香里能楽堂建設と共に大阪寝屋川市に移る。1978年東京藝術大学音楽学部邦楽科に入学と同時に上京し東京で修行を開始、18世宗家故宝生英雄(ふさお)の内弟子となる。1986年独立、1991年まで東京藝術大学の助手を勤める。
東京大阪間の東海道を中心に全国で公演や実技指導、普及活動を行う。
大曲「石橋連獅子」「乱」「道成寺」「翁」など披演。
ニューヨーク国連前広場、メトロポリタン美術館ホール、エジプトスフィンクス前薪能などの海外公演も参画する。他にロンドン・北京・上海・杭州・バンコク・メキシコシティ・ブエノスアイレス・サンチャゴ・ワシントンで公演。
また、伝統的な手法による違和感のない新作活動にも参画し、2006年東西古典芸術文化の融合プロジェクト(羽衣国際大学日本文化研究所制作)として新作能「マクベス」、2008年「楽劇の祭典」源氏物語千年紀(関西楽劇フェスティバル協議会制作)新作能「六条」の演出・主演をする。
2001年重要無形文化財総合指定の認定を受ける。2005年度大阪文化祭賞奨励賞受賞。
社団法人日本能楽会会員。社団法人宝生会会員。金沢より大阪に地盤を移した祖父の孝一郎、父の孝が流儀に於ける関西全域を統括したあとを継ぎ、大阪の宝生流定期能「七宝会」主宰。
「満次郎の会」、「巽会」、「宝生流あまねく会」主宰。

とこわかの会
”とこしえに若く”という日本神道の教えより頂いた「とこわか」。繰り返し再生する事で、水々しいままに永遠を目指すさまを表しており、悠久の時代を経て受け継がれ、そして発展してきた能楽の灯がさらに大きなものとなるように……。能楽の普及と発展に、東奔西走されている辰巳満次郎氏を応援しようと立ち上げたものです。

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時 間 _ 20:00~22:00 (19:30開場)
場 所 _ 本屋B&B 世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order

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