2016年3月26日(土)

【満員御礼】ABCでabcを語ろう! TypeTalks 第34回 初公開! 岩波書店の組版ルール 書籍組版は「いい加減」がいい加減!?

出演:前田耕作(岩波書店)、上田宙(烏有書林)、高岡昌生(嘉瑞工房)
開催日時:2016年3月26日(土)18:00~20:00
*第35回は2016年4月頃を予定。

「TypeTalks」はゲストが一方的に教えるセミナーではなく、会場の参加者と交流しながら楽しく進めるトークイベントです。ゲストと参加者の活発な意見交換を目的としているので、時には話が横道にそれることも(そのように回り道に見えるのが、じつはタイポグラフィの近道なんです)。タイポグラフィに関心のある方ならどなたでも参加でき、ゲストと参加者が気軽に話せる会として2010年11月から青山ブックセンター本店で隔月開催されています(企画は、タイプディレクターの小林章、欧文活字組版の髙岡昌生、担当編集者の宮後優子が行い、青山ブックスクールで運営をしています)。

出版社ではどのようなルールに基づいて文字を組み、本をつくっているのでしょうか? 創業以来100年以上にわたり、文庫・新書・学術書など、さまざま本を世に送り出してきた岩波書店の組版ルールを大公開。同社製作部の前田耕作さんをゲストに、本文や見出しの組み方、行頭・行末の処理や記号の組み方など、厳格かと思いきや意外とゆるい「いい加減」な書籍組版の秘訣をお聞きしながら、日頃みなさんが抱いている組版や本づくりの疑問にお答えします。実際に岩波書店の書籍を見ながら、烏有書林で自ら書籍組版も担当している編集者の上田宙さん、欧文活字組版の高岡昌生さんも交えて、組版ルールについて考える会を予定しています。みなさま、ふるってご参加ください!

*トーク中のスライドの撮影、音声の録音、TwitterなどのSNSやブログなどで内容について詳細に掲載されることはご遠慮ください。

チケットのご予約はこちら

概要
日程:2016年3月26日 (土)
時間:18:00~20:00
料金:2,592円(税込)
定員:45名様
会場:本店内 小教室

お問合せ先
青山ブックスクール
電話 03-5485-5513
メール culture@boc.bookoff.co.jp

営業時間:平日 10時~20時 土・日・祝休み

住所
東京都渋谷区神宮前5-53-67
コスモス青山B2F
青山ブックセンター本店内

懇親会のお知らせ

TypeTalks終了後、懇親会を開催いたします。イベント終了後に近くのお店に移動します。飲食代は各自実費負担となります。途中参加、途中退出OKです。会場の都合により、懇親会ご参加ご希望の方は事前申し込みが必要となります。3月19日までに下記のURLより懇親会の申し込みをお願いいたします。


懇親会申し込みフォーム

*申し込み後にキャンセルされる場合は、お手数ですが、事前にculture@boc.bookoff.co.jpまでご連絡ください。

 

前田耕作

前田耕作

1978年生まれ、京都府出身。岩波書店製作部副部長。
編集プロダクションを経て、2004年に岩波書店入社。以来300点余りの書籍の原稿指定・装丁・進行管理を担当。『ディエゴ・リベラの生涯と壁画』で造本装幀コンクール日本書籍出版協会理事長賞、『アラビアン・ナイトと日本人』で同コンクール日本印刷産業連合会会長賞。

上田宙

上田宙

1969年、和歌山県生まれ。研究者向け資料の復刻出版社で営業職、印刷専門書出版社で編集職を務めたのち、2008年に烏有書林を設立。文芸書のほか、『欧文活字(新装版)』『ジョンストンのロンドン地下鉄書体』『高岡重蔵 活版習作集』などのタイポグラフィ関連書籍を出版。日本出版学会会員。同学会発行『出版研究』編集委員。

髙岡昌生

髙岡昌生

有限会社嘉瑞工房 代表取締役。1957年生まれ。國學院大学法学部卒業後、父高岡重蔵の経営する嘉瑞工房に入社し、欧文組版、タイポグラフィ、コーポレートタイプについての講義・講演活動多数。英国王立芸術協会フェロー、モノタイプ社アドバイザー、ドイツ・ライプチヒ市印刷技術振興協会会員、平成21年度新宿ものづくりマイスター「技の名匠」 認定 東京新宿区。著書に『世界の美しい欧文活字見本帳 嘉瑞工房コレクション』『欧文組版 基礎とマナー』、共著に
『「印刷雑誌」とその時代』『印刷博物館誌』がある。

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