2016年4月1日(金)

代官山文学ナイト:「第二回日本翻訳大賞」中間報告会 出演:金原瑞人、岸本佐知子、柴田元幸、西崎憲、松永美穂

世界のなかでも豊かな翻訳文化をもつと言われている日本ですが、不思議なことに翻訳者を顕彰する賞はこれまでほとんどありませんでした。
そこで「もっと翻訳者に光があたるように」と翻訳家の西崎憲さんとゲームデザイナーの米光一成さんが発起し、設立を決めたのが「日本翻訳大賞」です。昨年の第一回は大盛り上がりに盛り上がり、今年第二回が開催の運びとなりました。1月5日に一般選考の受付が開始され、2月に一般 選考と選考委員推薦を合わせまして、計16冊がノミネート。
さらに3月下旬に2次選考として選考委員が16冊を 5冊に絞込み。
ここまで進んだところで、4月中旬の大賞発表を前に、4月 1日、代官山で中間報告会を開催することになりました!出演は、選考委員である金原瑞人さん、岸本佐知子さん、柴田元幸さん、松永美穂さん、そして西崎憲さんの5人がそろい踏み。スリリングな報告会に、ご期待ください!

店内でのイベントです。70分ほどのトークのあと、サイン会となります。
下記ご参加方法をお読みください。

【参加方法】
2016年3月1日(火)朝7時より、代官山 蔦屋書店 1号館1階レジカウンターもしくはお電話にて、参加受付をいたします。
入場料は1000円(税込み)です。オンラインストアでもお申し込みいただけます。

3月22日(火)から一号館一階でスタートするブックフェア「日本翻訳大賞選考委員の本棚」から何かお買い上げいただければ、トーク後のサイン会でサインをいたします。
サインは、入場券1枚で5人の選考委員の方すべてからもらえます。ただし、一人の選考委員につき2冊まで、とさせていただきます。

・参加券はお一人1枚とさせて頂きます。
・お一人で何回もサイン会列に並ぶことはできません。
・今回のサイン会ではすべて、書籍にお客様のお名前入れ(為書き)を致します。
・お名前入れのないサイン本はお断りさせて頂きます。
・サインは上記のフェアでお買い上げの本のみです。古書の持ち込みはご遠慮ください。
・また色紙など、本以外の物へのサインは致しかねます。
・録音・撮影は禁止となっております。
上記をご了承の上ご参加くださいますよう、よろしくお願い致します。

【対象商品】
イベント参加券(1000円税込み)

【プロフィール】
金原瑞人(かねはら・みずひと)
法政大学教授、翻訳家。
訳書にウェストール『かかし』(徳間書店)、オクリ『満たされぬ道』(平凡社)、ペック『豚の死なない日』(白水社)、マコックラン『不思議を売る男』(偕成社)、シアラー『青空のむこう』(求龍堂)、リオーダン『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』(ほるぷ出版)、グリーン『さよならを待つふたりのために』(岩波書店)、『月と六ペンス』(新潮文庫)、『わたしはマララ』(学研)など。
著書・エッセイ集に『雨月物語』(岩崎出版)、『翻訳のさじかげん』(ポプラ出版)など。

岸本佐知子(きしもと・さちこ)
翻訳家。
訳書にリディア・デイヴィス『サミュエル・ ジョンソンが怒っている』(作品社)、ミランダ・ジュライ『あなたを選んでくれるもの』(新潮社)、ジャ ネット・ウィンターソン『灯台守の話』(白水Uブックス)、ショーン・タン『遠い町から来た話』(河出書房新社)など。
編訳書に『楽しい夜』(講談社)、『コドモノセカイ』 (河出書房新社)、『変愛小説集』(講談社文庫)など。
著書に『気になる部分』(白水Uブックス)、『ねにもつタイプ』(ちくま文庫、第23回講談社エッセイ賞受賞)など。

柴田元幸(しばた・もとゆき)
翻訳家、雑誌『Monkey』責任編集。
訳書にオースター『幻影の書』(新潮文庫)、ダイベック『シカゴ育ち』、ミルハウザー『ナイフ投げ師』(以上、白水Uブックス)、ロンドン『火を熾す』(スイッチ・パブリッシング)など。編訳書に『どこにもない国』(松柏社)、『紙の空から』(晶文社)など。
著書に『死んでいるかしら』(日経文芸文庫)、『つまみ食い文学食堂』(角川文庫)、『アメリカン・ナルシス』(東京大学出版会、2005年サントリー学芸賞受賞)など。
ほかに、英語文芸誌『Monkey Business』の責任編集を務める。

西崎憲(にしざき・けん)
翻訳家、アンソロジスト、作家。
訳書に『郵便局と蛇』コッパード、『ヴァージニア・ウルフ短篇集』『ヘミングウェイ短篇集』『エドガー・アラン・ポー短篇集』(ちくま文庫)、『第二の銃声』バークリー(創元推理文庫)など。共訳書に『ピース』ウルフ(国書刊行会)など、編訳書に〈ドイル傑作集全五巻〉(創元推理文庫)など。アンソロジーに『短篇小説日和』『怪奇小説日和』(ちくま文庫)など。著書に『世界の果ての庭』(第十四回ファンタジーノベル大賞受賞作、創元推理文庫、『蕃東国年代記』(新潮社)、『ゆみに町ガイドブック』(河出書房新社)、『飛行士と東京の雨の森』(筑摩書房)。ほかに音楽レーベル〈dog and me records〉主宰。

松永美穂(まつなが・みほ)
翻訳家、早稲田大学文学学術院教授。
訳書にベルンハルト・シュリンク『朗読者』(新潮社2000年毎日出版文化賞特別賞)、ラフィク・シャミ『夜の語り部』(西村書店)、ミリヤム・プレスラー『マルカの長い旅』(徳間書店)、エヴァ・バロンスキー『マグノリアの眠り』(岩波書店)、マーレーネ・シュトレールヴィッツ『誘惑。』(鳥影社)、セース・ノーテボーム『木犀!/日本紀行』(論創社)、著書に『誤解でございます』(清流出版)、『ドイツ北方紀行』(NTT出版)など。

会期 2016年04月01日(金)
時間 19:00~
場所 蔦屋書店1号館 2階 イベントスペース
定員 50名
主催 代官山 蔦屋書店
共催・協力
問い合わせ先 03-3770-2525

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