2016年5月28日(土)

盛田隆二 × 中島京子 「認知症の父との10年にわたる長いお別れ ~ 作家の介護体験」 『父よ、ロング・グッドバイ―男の介護日誌』(双葉社)刊行記念

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『夜の果てまで』『サウダージ』『残りの人生で、今日がいちばん若い日』などで知られる作家の盛田隆二さん。『父よ、ロング・グッドバイ』は、盛田さんが、実父の介護の日々を綴った渾身のノンフィクションです。

重松清さんが「読み進めるのがつらいのに、本を閉じられない。我が身を斬りながら「家族の晩年」を真っ向から描いた作家の覚悟に、圧倒された。」(本の帯文)と絶賛するように、誰にでも訪れる親の老いと病気、そしてその向き合い方が男の介護日誌として綴られています。

「親の介護とは」「大切な家族が認知症になったら」「認知症の家族とうまくつきあうには」「いずれ訪れる家族との別れの覚悟とは」――今回のイベントでは、こうしたテーマでお話いただく予定です。

お相手は、連作短編集『長いお別れ』で、認知症の父と家族のあたたかくて、切ない十年の日々を描いた作家の中島京子さん。ともに、家族の認知症とその介護を経験された作家のおふたりだからこそ語れる貴重なお話にご期待ください。

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【出演者プロフィール】
盛田隆二(もりた・りゅうじ)
作家。1954年生まれ。情報誌「ぴあ」編集者の傍ら小説を執筆し、 90年のデビュー作『ストリート・チルドレン』で野間文芸新人賞候補に、 92年『サウダージ』が三島由紀夫賞候補となる。 ぴあムック編集長等を経て、同社を96年に退社、作家専業に。 04年刊行の『夜の果てまで』(角川文庫)は30万部のベストセラーになった。 他の著書に『残りの人生で、今日がいちばん若い日』『いつの日も泉は湧いている』『二人静』『おいしい水』など多数。

中島京子(なかじま・きょうこ)
作家。1964年生まれ。東京女子大学文理学部史学科卒業。出版社にて女性誌編集に長く携わった後退社し、渡米。帰国後フリーライターに。03年に『FUTON』で小説家デビュー、10年『小さいおうち』で直木三十五賞、15年『長いお別れ』で中央公論文芸賞を受賞。著書に、『イトウの恋』、『平成大家族』、『妻が椎茸だったころ』『かたづの!』などがある。最新刊は『彼女に関する十二章』。

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