2014年9月26日(金)

朝井まかてさん 『阿蘭陀西鶴』刊行記念サイン会

あさいかまて先生

 

「好色一代男」「世間胸算用」などの浮世草子で知られる井原西鶴は寛永19年(1642)生まれで、松尾芭蕉や近松門左衛門と同時代を生きた俳諧師でもあり浄瑠璃作者でもあった。俳諧師としては、一昼夜に多数の句を吟ずる矢数俳諧を創始し、2万3500句を休みなく発する興行を打ったこともあるが、その異端ぶりから、「阿蘭陀流」とも呼ばれた。若くして妻を亡くし、盲目の娘と大坂に暮らしながら、全身全霊をこめて創作に打ち込んだ西鶴。人間大好き、世間に興味津々、数多の騒動を引き起こしつつ、新しいジャンルの作品を次々と発表して300年前のベストセラー作家となった阿蘭陀西鶴の姿を描く、書き下ろし長編時代小説。芭蕉との確執、近松との交流。娘と二人の奇妙な暮らし。創作に一切妥協なし。傍迷惑な天才作家・井原西鶴とは何者か?

日時 2014年9月26日 (金) 19時00分~
会場 本店 1F 特設会場
募集人員 100名(申し込み先着順) ※定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込方法 1Fカウンターにて、対象書籍『阿蘭陀西鶴』をお買い求めの方に参加整理券を差し上げます。 また、お電話によるお申し込みも承ります。電話番号:03-3281-8201
(お持ち込みの本・色紙・グッズ等へのサインはできません。)
主催 主催:八重洲ブックセンター   協賛:講談社

朝井まかて(あさい まかて)

1959年、大阪生まれ。甲南女子大学文学部卒業。コピーライターとして広告制作会社に勤務後、独立。2008年、第3回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞してデビュー。受賞作は『花競べ 向嶋なずな屋繁盛記』と改題され、講談社文庫に収録されている。2013年、幕末から明治を生きた歌人・中島歌子の半生を描いた『恋歌』で第3回本屋が選ぶ時代小説大賞、2014年に同書で第150回直木賞を受賞。他の著書に『ちゃんちゃら』『すかたん』『先生のお庭番』『ぬけまいる』がある。

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