2016年9月6日(火)

若松英輔 × 吉増剛造 哲学者は詩人たりえるか 『井筒俊彦全集』(慶応大学出版会)完結記念

MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店

開催日時:2016年09月06日(火)開場18:00 開演18:30
MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店

詩人哲学者という表現がありますが、井筒俊彦は、まさにそうした人物でした。それは彼の哲学を高く評価したのは、いわゆる哲学者よりも文学者たちだったこととも関係しているように思います。個人的なことになりますが、私が井筒俊彦の名前を大学で初めて聞いたのは、吉増さんが行った「詩学」の講義でした。今回の対談では井筒俊彦における「詩学」、彼の哲学における詩の影響、詩の役割を、西脇順三郎のことなどにもふれつつ、お話してみたいと思います。(若松英輔)

講師紹介
若松英輔(わかまつ・えいすけ)
1968年生まれ。批評家。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて、第14回三田文学新人賞評論部門当選。2016年「叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦」にて第2回西脇順三郎学術賞を受賞。
主な著作は、『井筒俊彦 叡知の哲学』(慶應義塾大学出版会)、『死者との対話』(トランスビュー)、『吉満義彦 詩と天使の形而上学』(岩波書店)、『生きる哲学』(文藝春秋)、『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶應義塾大学出版会)、『悲しみの秘義』(ナナロク社)、『イエス伝』(中央公論新社)、『内村鑑三「代表的日本人」』(NHK出版)など多数。

吉増剛造(よします・ごうぞう)
1939年生まれ。詩人。慶應義塾大学文学部国文科卒業。2015年日本芸術院賞・恩賜賞。
主な詩集に、『黄金詩篇』(思潮社)、『熱風 a thousand steps』(中央公論社)、『オシリス、石ノ神』(思潮社)、『螺旋歌』(河出書房新社)、『花火の家の入口で』(青土社)、『表紙 omote-gami』(思潮社)、『怪物君』(みすず書房)など。他に、映像作品『キセキ―gozoCiné』(オシリス)、『詩学講義 無限のエコー』(慶應義塾大学出版会)、『我が詩的自伝』(講談社現代新書)がある。

会場:当店7F喫茶コーナーにて。入場料1000円(ワンドリンク付き)
定員:40名
受付:店頭7Fレジカウンター、またはお電話(03-5456-2111)にてご予約承ります。

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