2016年9月27日(火)

西きょうじ × 平川克美 「西きょうじトークスクエア平川克美に聞く、”移行期”を生きる知恵」 『喪失の戦後史』(東洋経済新報社)刊行記念

logo_bb100戦後の経済発展の末、私たち日本人が得たもの、見落としたものとは何か――。
平川克美氏は新著『喪失の戦後史』で、特に高度経済成長が終焉を迎えた1973年以降の日本人の生活様式、家族形態、大衆文化の変容を丁寧に振り返りました。
私たちは現在、平川氏が言うところの大きな”移行期的混乱”の中にいます。
それは、経済がこれ以上成長することが難しい成熟社会に適応した、新しい価値観の形成期であるとともに、個人のライフスタイル、働き方、家族関係に至るまで、私たち一人ひとりが再考することが、精神的に豊かな生活を送るために欠かせない時期であると言えます。移行期である現在、旧来の高度成長時代の価値観から脱却できなければ、若者世代の未来はいっそう暗いものになるでしょう。
今回のイベントでは、“移行期”のあり方を、平川氏と西きょうじ氏との対話を通して、みなさんと共に探っていきます。

平川克美(ひらかわ・かつみ)
1950年東京都生まれ。隣町珈琲店主。声と語りのダウンロードサイト「ラジオデイズ」代表。立教大学客員教授、早稲田大学講師。早稲田大学理工学部機械工学科卒。小学生時代からの盟友、内田樹氏と翻訳会社を設立後、1999年、シリコンバレーのBusiness Café Inc.の設立に参加、CEOを務める。主な著書に『移行期的混乱』(筑摩書房)、『小商いのすすめ』(ミシマ社)、『俺に似たひと』(医学書院)、『グローバリズムという病』(東洋経済新報社)、『言葉が鍛えられる場所』(大和書房)など。

西きょうじ
東進ハイスクール英語講師。1963年東京生まれ。京都大学卒業。執筆参考書多数、中でも『ポレポレ英文読解プロセス50』は20年以上“上位受験生のバイブル”として売れ続け、その生徒は延べ20万人を超える。近年は、講演会、被災地の幼稚園で紙芝居を読み聞かせる活動(このはな草子・顧問)など予備校業界の枠を超えて広く活動している。一般著書に『情報以前の知的作法 踊らされるな、自ら踊れ』(講談社)、津田大介氏との共著『越境へ。』(亜紀書房)『仕事のエッセンス 「はたらく」ことで自由になる』がある。

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時 間 _ 20:00~22:00 (19:30開場)
場 所 _ 本屋B&B 世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order

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