2016年10月30日(日)

佐藤卓 × 宮廽正明 × 山崎妙子 山種美術館のシンボルマークから考える日本の美意識、日本のデザイン

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今年で開館50年を迎えた東京・広尾に位置する日本画専門の山種美術館。

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同館が50周年を記念して新たに制作したシンボルマークを手掛けたのは、日本を代表するグラフィックデザイナーの佐藤卓さんです。今回は、佐藤さんと、同館の理事も務められ、日本画壇の第一線でご活躍の日本画家・宮廽正明さん、そして日本画の魅力を世界に発信する活動を続けていらっしゃる同館館長の山崎妙子さんのお三方をお迎えして、「日本画」と「デザイン」、そして「日本文化」をキーワードに、それぞれ異なる立場、視点から、それぞれが考える日本美術、デザインにおける共通点や接点、美意識や魅力などを語っていただきます。

シンプルでしなやかなこのマークは同館のきめ細やかで繊細なイメージにぴったりですよね。しかし、それだけではありません。実はこのマークには、「色」「余白/間」「文化の重奏/組み合わせ」と、日本画の基礎であり、魅力がぎゅっと凝縮されていています。このマークにこめられた思いや誕生の秘話から、日本の美しさの秘密に近づくことができそうです。

ぜひ、佐藤さん、宮廽さん、山崎さんとともに、日本の美しさに出会いにいきましょう!

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佐藤 卓 さとう・たく
グラフィックデザイナー
1955年生まれ。
1979年東京藝術大学デザイン科卒業、1981年同大学院修了。 株式会社電通を経て、1984年佐藤卓デザイン事務所設立。 「ロッテ キシリトールガム」や「明治おいしい牛乳」などの商品デザイン、 「金沢21世紀美術館」、「国立科学博物館」、「全国高校野球選手権大会」等の シンボルマークを手掛ける。 また、NHK Eテレ「にほんごであそぼ」アートディレクター、「デザインあ」の 総合指導、21_21 DESIGN SIGHTディレクターを務めるなど多岐にわたって活動。
佐藤卓デザイン事務所公式サイト

宮廽 正明 みやさこ・まさあき
1951年島根県生まれ。平山郁夫に師事。1991年第46回春の院展で外務大臣賞受賞。1999年再興第84回院展で文部大臣賞を受賞。2002年再興第87回院展で内閣総理大臣賞を受賞。2010年ロシア国立美術館「日本の美展」で個展。2011年オペラ「遣唐使」芸術監督(東京藝術大学奏楽堂)。「台湾アートフェア」(台北)で個展。2013年ブダペスト歴史博物館(ハンガリー)で個展、リスボン東洋美術館(ポルトガル)で個展。2014年ピッティー宮殿近代美術館(イタリア)で個展。2015年CASA Garden Gallery(澳門)で個展。 現在 東京藝術大学大学院美術研究科教授、東京藝術大学社会連携センター長。日本美術院理事。山種美術館理事。
宮廽研究室サイト

山崎 妙子 やまざき・たえこ
慶應義塾大学経済学部卒業。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程を経て1991年後期博士課程修了。学術博士。2007年、山種美術財団理事長兼山種美術館館長に就任。著書に、『速水御舟の芸術』(日本経済新聞社)など。各所での講演会の実施をはじめ、日本画の新たなる魅力を伝えるためのさまざまな活動を続けている。
山種美術館公式サイト

※山崎妙子さんのお名前の「崎」の本来の表記は「山」偏に「竒」ですが、パソコン、携帯電話等の画面の読みやすさを優先し「崎」を使用しています。

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概要
日程:2016年10月30日 (日)
時間:14:00~16:00 開場13:30~
料金:1,944円(税込)
定員:110名様
会場:本店 大教室

お問合せ先
青山ブックスクール
電話:03-5485-5513
メール:culture@boc.bookoff.co.jp

営業時間
平日 10時~20時
土・日・祝休み

住所
東京都渋谷区神宮前5-53-67
コスモス青山B2F
青山ブックセンター本店内

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