2016年10月13日(木)

森川すいめい × 岡檀「生き心地の良い町は何が違うのか?」『その島のひとたちは、ひとの話をきかない――精神科医、「自殺希少地域」を行く』(青土社)刊行記念

logo_bb100今年6月に、精神科医の森川すいめいさんの著書『その島のひとたちは、ひとの話をきかない――精神科医、「自殺希少地域」を行く』(青土社)が刊行されました。

同書は、ホームレスや、東日本大震災の被災者の支援活動で注目を浴びる精神科医の森川さんが、各地の現場を奔走し、さらなるケアの可能性を探った探訪記・奮闘記です。

この刊行を記念して、著者の森川すいめいさんをB&Bにお呼びしてトークイベントを開催します。ゲストは、和歌山県立医科大学保健看護学部講師で、慶應義塾大学SFC研究所上席所員の岡檀さん。岡さんの著書『生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由(わけ)がある』は、自殺希少地域である人口3000人の徳島県海部町(現・海陽町)の調査を通して、「なぜこの町では自殺率が低いのか」を綴った一冊です。

お二人が自殺希少地域を歩いてわかった「自殺を予防する要素=自殺予防因子」とは?

「生きづらさ」が蔓延する、現代日本を生きるヒント満載です。お楽しみに!

【出演者プロフィール】
森川すいめい(もりかわ・すいめい)
1973年、池袋生まれ。精神科医。鍼灸師。みどりの杜クリニック院長。老年期の内科・精神科の往診や外来診療を行う。2003年にホームレス状態にあるひとを支援する団体「TENOHASI(てのはし)を立ち上げ、現在は理事として東京・池袋で炊出しや医療相談なども行っている。

岡 檀(おか・まゆみ)
和歌山県立医科大学保健看護学部講師、慶應義塾大学SFC研究所上席所員。「日本の自殺希少地域における自殺予防因子の研究」で博士号を取得。コミュニティの特性が住民の精神衛生にもたらす影響について関心を持ち、フィールド調査やデータ解析を重ねてきており、その研究成果は学会やマスコミの注目を集めている

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