2016年11月28日(月)

「全裸監督 村西とおる伝」(太田出版)発売記念シンポジウム 本橋信宏 × 村西とおる × 松原隆一郎 × 宮台真司

logo_tkd

「あの時代、みんなが小さい村西とおるだった」
いつのまにか街から熱気が失われている。80年代、90年代はまだ街が熱気をはらんでいた。 それは街に出ればあらゆる階層の人と出会えて、なにかが起こると思われていたからだ。 あのころの熱気はいったいなんだったのか。

あの時代、金を湯水のように使って黄金の時代を過ごしたが、結局、前科7犯。借金50億を背負うことになる男、天国と地獄を往還するジェットコースター人生の男、村西とおる。そして、その半生を描ききったノンフィクション作家、本橋信宏。その二人を囲んで、同時代を生きた二人の社会(経済)学者が、バブルの喧騒の裏側を語り尽くす!

人生、死んでしまいたいときには下を見ろ! おれがいる。 米国司法当局から懲役370年求刑。
奇跡の男か、稀代の大ボラ吹きか。“AVの帝王”と呼ばれた裸の男の半生。

プロフィール
本橋 信宏(もとはし・のぶひろ)
1956年埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。実家から徒歩10分ほどで「となりのトトロ」のモデルになった狭山丘陵・八国山が横たわる。現在、都内暮らし。半生を振り返り、バブル焼け跡派と自称する。執筆内容はノンフィクション・小説・エッセイ・評論。著書に『裏本時代』『AV時代』(共に、幻冬舎アウトロー文庫)、『新・AV時代 悩ましき人々の群れ』(文藝春秋)、『心を開かせる技術』(幻冬舎新書)、『<風俗体験ルポ>やってみたらこうだった』『東京最後の異界 鶯谷』『戦後重大事件プロファイリング』(以上、宝島SUGOI文庫)。『60年代 郷愁の東京』(主婦の友社)、『迷宮の花街 渋谷円山町』(宝島社)、『エロ本黄金時代』(東良美季共著・河出書房新社)、『上野アンダーグラウンド』(駒草出版)など多数。

村西 とおる(むらにし・とおる)
本名・草野博美。1948年福島県平市(現在のいわき市)生まれ。工業高校卒業後上京。どんな相手でも陥落させる応酬話法によって、英会話教材販売売り上げで日本一達成(1つ目の日本一)。インベーダーゲームのブームに乗り、ゲーム機設置販売で財を成す。ビニ本と裏本の制作・販売業に転じ、業界日本一になる(2つ目の日本一)。指名手配され逮捕。再起を図ってAV監督になり、“駅弁”“顔面シャワー”など次々と新機軸を考案。ハワイで撮影中にFBI合同捜査チームに逮捕され懲役370年を求刑される。黒木香主演「SMぽいの好き」でみずから相手を務めて、“AVの帝王”と呼ばれ、業界日本一に(3つ目の日本一)。ジャニーズ事務所に喧嘩を売り、元フォーリーブス・北公次復活をプロデュース。事業拡大に失敗、50億円の債務を負う。前科7犯。無一文になりながら専属だったAV女優と再婚、長男をお受験の最難関小学校に合格させた。そのどれもが実話である。

松原 隆一郎(まつばら・りゅういちろう)
社会経済学者。東京大学大学院総合文化研究科教授。1956年兵庫県神戸市生まれ。東京大学工学部都市工学科卒業、同大学院経済学研究科博士課程修了。専攻は社会経済学、経済思想。国際空道連盟大道塾五段。同塾ビジネスマンクラス師範。柔道三段。 著書に『格闘技としての同時代論争』、『消費資本主義のゆくえ』『経済思想入門』『失われた景観-戦後日本が築いたもの-』『長期不況論』 『分断される経済』『武道を生きる』『日本経済論』『ケインズとハイエク』『書庫を建てる』(堀部安嗣との共著)『無電柱革命』(小池百合子との共著)など多数。

宮台 真司(みやだい・しんじ)
社会学者。映画批評家。首都大学東京教授。1959年宮城県仙台市生まれ。京都市で育つ。東京大学大学院博士課程修了。社会学博士。権力論、国家論、宗教論、性愛論、犯罪論、教育論、外交論、文化論などの分野で単著20冊、共著を含めると100冊の著書がある。『日本の難点』(幻冬舎新書)は13万部を超えるベストセラーに。近著に『14歳からの社会学』『〈世界〉はそもそもデタラメである』『私たちはどこから来て、どこへ行くのか』『「絶望の時代」の希望の恋愛学』『社会という荒野を生きる。』『中学生からの愛の授業 学校が教えてくれない「愛と性」の話をしよう』『戦争する国の道徳 安保・沖縄・福島』 (小林よしのり、東浩紀との共著)など。キーワードは、全体性、ソーシャルデザイン、アーキテクチャ、根源的未規定性など。

開催日時:2016年11月28日(月) 19時00分~(開場18時30分)
※開場時間前に6階ホールにお上がりいただくことはご遠慮ください
開催場所:東京堂書店 神田神保町店6階 東京堂ホール

参加方法:参加費 500円(要予約)
参加ご希望の方は店頭または電話にて、『本橋信宏さん×村西とおるさん×松原隆一郎さん×宮台真司さんシンポジウム参加希望』とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さるか、こちらのリンク先専用応募フォームからお申込み下さい。
イベント当日と前日は、電話にてお問い合わせ下さい。

電話 03-3291-5181

※当日17:00より1階レジカウンターにて受付を行います。 受付時にお渡しするイベントチケットは6階入口にて回収致しますので、そのままお持ちください。
※会場内の書籍販売は現金のみの対応となっております。ポイント対象外となりますのでご了承ください。

イベント情報の詳細はこちら