2014年11月3日(月)

『ベオグラード日誌』(書肆山田刊)を語り合う

ジュンク堂書店 池袋本店
開催日時:2014年11月03日(月)19:30 ~

山崎 佳代子(著者・詩人)

管 啓次郎(詩人・比較文学者)

日本からバルカン半島へ移り住み、35年が過ぎました。
『ベオグラード日誌』は、セルビアの首都ベオグラード生れ、2001年から2012年までの小さな出来事の記録です。
犬、猫、植物、料理、子育て、市場、友達、旅、詩人や画家の仲間と過ごす生活には、旧ユーゴスラビア解体、内戦、難民、
NATOによる空爆、劣化ウラン弾の犠牲者、隣人の第二次世界大戦の記憶が重なります。セルビアの現代詩を、祈りの言葉の
ように挟みました。書物の終わりは東北沖大震災…。日本とセルビアを往復しつつ、地球の鼓動をベオグラードで綴りました。
表紙の写真は、陽ざしがそそぐベオグラード旧国際見本市会場跡。第二次世界大戦中は、ナチス・ドイツの占領下の
強制収容所でした。お話のお相手は、旅の詩人で翻訳家、異文化の対話を考える比較文学者、エッセイや映像技術まで幅広い
活動を展開する管啓次郎さんにお願いしました。

【講師紹介】
山崎佳代子(やまさきかよこ)
1956年生れ。ベオグラード在住。詩集に『みをはやみ』『アトス、しずかな旅人』(書肆山田)翻訳書にダニロ・キシュ
『若き日の哀しみ』(東京創元社)『庭、灰』(河出書房世界文学全集)など。著書に『そこから青い闇がささやき』
(河出書房新社)など。国際詩人モラバ賞受賞。

管啓次郎(すがけいじろう)
1958年生れ。明治大学理工学部教授。
詩集に『Agend’ Ars』四部作(左右社)翻訳書に、仏語からコンデ『生命の樹』英語からコノヴァー『コヨーテたち』
スペイン語からアジェンデ『パウラ』など。著書に『斜線の旅』(インスプリクト・読売文学賞受賞)
『ストレンジオグラフィ』(左右社)など。

★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)

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