2017年2月23日(木)

三砂ちづる × 安田登 「不安を抱える女性たちへ ~女の力、どう取り戻す?」 『女たちが、なにか、おかしい おせっかい宣言』(ミシマ社)刊行記念

logo_bb100『オニババ化する女たち 女性の身体性を取り戻す』の著書でも知られる、作家の三砂ちづるさんの新刊『女たちが、なにか、おかしい おせっかい宣言』が昨年末、ミシマ社から発売されました。

同書は、 恋愛しない男女、不機嫌な夫婦、見失われる人間の本能に活を入れ、若者の可能性や、受け継ぎたい知恵、外国で見つけた希望の芽を言祝ぎ、現代の悩める男女に厳しくも温かく語りかける一冊です。

そこで、同書の刊行を記念して、著者の三砂ちづるさんをB&Bにお招きして、トークイベントを開催します。ゲストは、能楽師の安田登さん。

安田登さんは、能楽師として活躍されるかたわら、著作の『イナンナの冥界下り』では、世界最古の神話『イナンナの冥界下り』を読み解きながら、古代の女性がもっていた力が、「心」の副作用で行き詰まる現代から脱却するヒントになるのではないかと語ります。

今回「初」となるお二人の対談では、古今東西のさまざまな例を元に、女性の心と身体にいま何が起きているのか、そして「女の力」をどう取り戻せばよいのか、お二人ならではの視点で語っていただく予定です。

お楽しみに!

【出演者プロフィール】
三砂ちづる(みさご・ちづる)
1958年山口県光市生まれ。兵庫県西宮市で育つ。疫学者・作家。京都薬科大学卒、ロンドン大学PhD.(疫学)。現在、津田塾大学国際関係学科教授。専門は母子保健分野の疫学。女性の身体性、性と生殖のありよう、身体に関わる知恵の伝承についての研究にも取り組む。身体意識、身体能力開発について高岡英夫に師事。著書に『オニババ化する女たち』(光文社新書)、『月の小屋』(毎日新聞出版)、「太陽と月の物語」(春秋社)、「五感を育てるおむつなし育児」(主婦の友社)、『女が女になること』(藤原書店)、『女たちがなにかおかしい』(ミシマ社)など多数。共著に吉本ばなな氏との『女子の遺伝子』(亜紀書房)、渡辺京二氏との『女子学生、渡辺京二に会いにいく』(亜紀書房・文春文庫)など多数。訳書にパウロ・フレイレ『新訳 被抑圧者の教育学』、編著に『赤ちゃんにおむつはいらない』(勁草書房)などがある。

安田登(やすだ・のぼる)
1956年千葉県銚子市生まれ。高校時代、麻雀とポーカーをきっかけに甲骨文字と中国古代哲学への関心に目覚める。高校教師をしていた二五歳のときに能に出会い、鏑木岑男師に弟子入り。能楽師のワキ方として活躍するかたわら、『論語』などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を、東京(広尾)を中心に全国各地で開催する。また、公認ロルファー(米国のボディワーク、ロルフィングの専門家)として各種ワークショップも開催している。著書に『能に学ぶ「和」の呼吸法』(祥伝社)、『身体感覚で「論語」を読みなおす。』『身体感覚で「芭蕉」を読みなおす。』(以上、春秋社)、『身体能力を高める「和の所作」』『異界を旅する能  ワキという存在』(以上、ちくま文庫)、『あわいの力』『イナンナの冥界下り』(以上、ミシマ社)など多数。

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時 間 _ 20:00~22:00 (19:30開場)
場 所 _ 本屋B&B 世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order

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