2017年5月14日(日)

『India 1979-2016』(クレヴィス) 刊行記念 鬼海弘雄 × 田口ランディ トークイベント

logo_abc100インド放浪38年の旅を経て上梓される『India 1979–2016』を記念し、本書への寄稿作家・田口ランディ氏をお招きしてトークショーを開催いたします。

お二人が肌で感じた彼の地の人々の眼差し、価値観、永遠性を帯びた空気。

数十年の時と距離をまたぎ、そこにいた写真家の「眼」を通した、それらの光景をスライド上映しながら語っていただきます。

トーク終了後、サイン会も開催いたします。

鬼海弘雄
1945年、山形県寒河江市生まれ。1973年から浅草で写真を撮り始め、1979年に初渡印。以降インドやアナトリア(トルコ)の撮影を重ねる。ほか代表作として、浅草を舞台にその人の醸し出す強烈な存在感と向き合うポートレイト「PERSONA」、街を歩き人々の営みの匂いを写し出す、街の肖像「東京迷路(ラビリンス)」のシリーズがある。写真を通じて人間の存在の根源的なあり方を捉えようとしている。

田口ランディ
1959年生まれ。2000年長編小説「コンセント」がベストセラーに。その後、作家として執筆活動に専念。小説以外にも、エッセイ、旅行記、ノンフィクションなどを幅広く執筆。社会的な重いテーマからSF、オカルト、仏教とボーダレスな作品群。著書は、共著も合せると60冊以上。二作が映画化され、「アンテナ」はヴェネチア映画祭参加作品に。著述以外にもアート、音楽など他分野のアーティストとのコラボレーションを展開。地域の福祉活動や明治大学を拠点とする原発問題の研究会を開催。2001年に「できればムカつかずに生きたい」で婦人公論文芸賞を受賞。作家の枠にとらわれない自由な創作活動が特徴。作品は多言語に翻訳され海外のファンや研究者も多い。最新作「指鬘物語」(春秋社)。現在、長編「逆さに吊るされた男」(河出書房新社)の出版準備中。

概要
日程:2017年5月14日 (日)
時間:13:00~14:30 開場 12:30
料金:1,350円(税込)
定員:50名様
会場:本店内 小教室

お問合せ先
青山ブックセンター 本店
電話:03-5485-5511
受付時間:10:00~22:00

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書籍情報
『India 1979-2016』
鬼海弘雄/著
4,000円+税

インドに魅せられて
ひとり旅は、名所や観光地を巡ることはなかった。彼の地のまったりした液体のような時間に、ただ「からだとこころ」をゆったりと浮かべて過ごした。フィルムをケチってめったにシャッターを押さなかったが、カメラ無しでは旅はつづかなかったと思っている。ゆるやかな無聊を抱えながら、いい写真を撮りたいとだけ思ってきた。
移ろう時のなかで、人々の営みや眼差し、普遍的な人間の本質に触れるようなその姿を捉えた、最初期から最新未発表作を含んだ、Indiaシリーズの集大成。

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