2017年6月12日(月)

「天皇機関説」事件が今、問いかけること  山崎雅弘 × 内田樹ト-クセッション 『「天皇機関説」事件』(集英社)発売記念

【隆祥館書店】
今回は、『「天皇機関説」事件』を上梓されました戦史・紛争史研究家の山崎雅弘さんと思想家の内田樹さんにご登場いただけることになりました。

昭和初期に起こった「天皇機関説」事件が今、注目を集めています。特に、憲法学や宗教学の研究者から、「『天皇機関説』事件が、日本の立憲主義を停止させた」との主張が聞かれます。立憲主義とは、憲法に則って政治権力が行使されるという考え方のことですが、なぜ「天皇機関説」事件が、立憲主義と関係しているのでしょうか。

一方で今、立憲主義の崩壊が叫ばれています。なぜこのようなことになったのでしょうか。

それを解く鍵は、やはり「天皇機関説」事件にありそうです。この事件について知ることは、その後、破滅的な戦争へと向かった当時の日本と同じ轍を踏まないためにも必要なことではないでしょうか。

今この時代に、「天皇機関説」事件がもたらす意味について、著者の山崎雅弘さんと、思想家の内田樹さんが語り合います。

この機会をお見逃しなく!!

山崎雅弘(やまざきまさひろ)
1967年大阪府生まれ。戦史・紛争史研究家。
2016年7月に刊行した『日本会議―戦前回帰への情念』(集英社新書)で、大手メディアが報じてこなかった同組織と政権の関わりや、改憲に向けた活動の詳細を明らかにし、注目を浴びる。
このほか、『戦前回帰 「大日本病」の再発』(学研プラス)『5つの戦争から読みとく日本近現代史――日本人として知っておきたい100年の歩み』(ダイヤモンド社)など、著書多数。

内田樹(うちだたつる)
1950年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒。神戸女学院大学名誉教授。
専門はフランス現代思想。武道と哲学の私塾・凱風館を主宰。ユダヤ、教育、アメリカ、中国、メディアなど幅広いテーマを論じる。
『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第六回小秀雄賞受賞、『日本辺境論』(新潮新書)で第三回新書大賞を受賞。近著に『世界「最終」戦争論』(姜尚中氏との共著、集英社新書)、『街場の文体論』(文藝春秋)などがあ

開催日:平成29年6月12日(月)
時間:18:30開場 19:00開演
会場:隆祥館書店5階 多目的ホ-ル
参加費:1,679円+本代『「天皇機関説」事件』821円
合計2,500円 講演のみ: 2,000円
当日の場合:500円アップ
(要予約・事前購入制とさせていただきます。申込み順)

振込先
三井住友銀行上町支店 (普通) 1353923
カ)リュウショウカンショテン

※お申込みが殺到した場合は、書籍をご購入いただける方を優先することがありますのでご了承ください。

申込み・お問合せ:隆祥館書店 TEL:06-6768-1023 
住所:大阪市中央区安堂寺町1-3-4 谷町6丁目⑦番出口向かい
Eメール:ryushokan@eos.ocn.ne.jp

主催:隆祥館書店
後援:集英社

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