2017年8月17日(木)~2017年8月31日(木)

(8月31日まで開催中)リーバイ・パタ + 黄瀬麻以 2人展『California Love』

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アメリカンインディアンのなかでも北カリフォルニアにルーツをもつノムラカ族の血を引く画家のリーバイ・パタ。サンフランシスコとポートランドに居住経験をもち、画家との交流も深い黄瀬麻以。
そんな2人が、部族の故郷や青年期に親しんだサンフランシスコの海など画家のルーツを辿った旅のストーリーが、トラベルカルチャー誌TRANSIT36号で掲載中だ。
現代に生きるインディアンの若い世代は自己をどのように捉えているのだろうか?また、カリフォルニアで育ち、現在は日本で暮らす彼の”home”観はどう変わってきたのだろうか?
改めて自身の故郷を訪ねてみて、リーバイはこう綴っている(TRANSIT36号より抜粋)

土着の文化を学び始めたことで、今はカリフォルニアを僕の先祖の視点に近いところから見られるようになってきた。僕はよくサンフランシスコのオーシャンビーチに立って、インディアンについて考えていた。ひとり静かな月明かりの下で、打ち寄せる波の音を聞きながら。僕らはこんなことに安らぎを感じる人種だ。頭の中で想像する。離れたところから地球を見下ろすと、そこには道路や州境なんかなくて、そして、ずーっと地球の奥に入っていくとすべてが液体で燃えたぎっている。僕らはこの液体が固まった地表に生きる者で、この故郷を慈しむためにつくられた。

この度、2人の旅から生まれた共作をはじめ、トートバッグ、Tシャツを展示、販売する。加えて、今企画の出発点にもなった2人のコラボレーション作品『ANOTHER SUNSET』(HeHe刊)の販売も予定。
7月にCURATOR’S CUBE(東京)でボーダレスな共作表現に挑戦した2人の巡回展となる今回。
アメリカインディアンの画家と日本人写真家。2人が北カリフォルニアの旅で目にし、感じた悠久の土地の記憶を、この機会にぜひ追体験してほしい。
TRANSIT 36号
特集カリフォルニア もうひとつのアメリカへ

【プロフィール】
Levi Pata (リーバイ・パタ)
1985年ホリスター(カリフォルニア)生まれ。
2009年から2年間東京で活動、その後サンフランシスコへ戻る。2016年3月、京都へ移住。現在京都を拠点に制作活動をおこなっている。
Levi Pataオフィシャルサイト

黄瀬 麻以 (きせ・まい)
写真家。1984年京都生まれ。
日本大学芸術学部写真学科卒業。フリーランスカメラマンとして東京を拠点に、雑誌、広告などで活動中。2014年の夏からの約1年半をサンフランシスコとポートランドで過ごす。
黄瀬 麻以オフィシャルサイト

【会期】
2017年08月17日(木) – 2017年08月31日(木)

【時間】
7:00~深夜2:00(営業時間)

【場所】
蔦屋書店2号館 1階 ブックフロア

【主催】
代官山 蔦屋書店

【問い合わせ先】
03-3770-2525

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