2017年12月16日(土)

倉本美津留 × 武田砂鉄「第1回 超国語教室〜日本語の新食感を味わう」『倉本美津留の超国語辞典』(朝日出版社)刊行記念

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「必死」 ←ほとんどの場合、死なない!(とツッコミ)
「素敵」→「寿的」 ←よりめでたい漢字にポジティブ変換
「富・狂頭」 ←トム・クルーズらしい漢字で名前を付けると
「脇に協力する男」 ←「力」をパーツに持つ漢字だけで短文作成

日本語にツッコミを入れながら、日本語を遊び倒しながら、果ては俳句や回文を超えるような新しい文章表現を作ってみよう(それでまた日本語を楽しみ直そう)。そんな笑いと野心と発見に満ちた異色の辞典が『倉本美津留の超国語辞典』(2015年12月刊)です。

刊行から時間が経つにつれ、その面白さは熟成されていくかのよう。でも「面」が「白い」ってどういうこと?

そう、辞書はただ調べるというよりも、言葉を飛躍させるためにある。寝かせておいてはもったいない! ということで、この『超国語辞典』を引っ張り出してきて、参加されるみなさんと一緒に味わう場を再び作りました。「え、日本語ってまだこんな楽しみ方があるの!?」という新食感が味わえたら感無量です。

第1回、倉本さんのお相手は、社会問題から芸能人、コンプレックスまで、多方面の言葉をねちねちと咀嚼するのが大好物な武田砂鉄さん。当日は会場のみなさんに「超国語テスト」を解いていただきます。

面白い答えを出せる人がその都度先生。その解答を一緒につつきながら、日本語の新表現さえも発案できればと思っています。

今後も言葉のスペシャリストと展開していく予定です。(当日のイベント内容は後日cakesに掲載予定です)

【出演者プロフィール】
倉本美津留(くらもと・みつる)
放送作家。1959年生まれ。『ダウンタウンDX』『シャキーン!』『浦沢直樹の漫勉』『M‐1グランプリ』ほか、数々のテレビ番組を手がける。著書に『ことば絵本 明日のカルタ』『ビートルズ頭』、共著に『ねこのたまたま』『お笑いえほん』シリーズなど。ミュージシャンとしても活躍。

武田砂鉄(たけだ・さてつ)
1982年東京都生まれ。出版社勤務を経て、2014年秋よりフリーライターに。2015年に『紋切型社会 言葉で固まる現代を解きほぐす』で第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。2016年に第9回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞受賞。著書は最新刊『コンプレックス文化論』の他に『芸能人寛容論』『せいのめざめ』(益田ミリとの共著)。

時間 _ 19:00~21:00 (18:30開場)
場所 _ 本屋B&B 世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order

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