2018年1月21日(日)

安田登 × 山本貴光「見えないものを見る能のちから」『能 650年続いた仕掛けとは』(新潮社)刊行記念

logo_bb100昨年9月に、能楽師・安田登さんの新刊『能 650年続いた仕掛けとは 』(新潮社)が発売されました。

同書は、能がなぜ650年も続いたのか。足利義満、信長、秀吉、家康、歴代将軍、さらに、芭蕉に漱石までもが謡い、愛した能。世阿弥による「愛される」ための仕掛けの数々や、歴史上の偉人たちに「必要とされてきた」理由を、現役の能楽師が縦横に語った一冊。「観るとすぐに眠くなる」という人にも、その凄さ、効能、存在意義が見えてくる入門書です。

そこで、この刊行を記念して、刊行イベントを開催いたします。ゲストは、文筆家で、ゲーム作家の山本貴光さん。

当日は、「心身を整える」「ストレス減少に有効」「政治統治やマネジメント」など、現代のさまざまな場面で活かされている能の効用や魅力について解説。

また、あわせてAI(人工知能)やAR(拡張現実)、VR(仮想現実)など、意外にも最新の技術に影響を与えている「夢幻能」の汎用性などについても語っていただく予定です。

お二人のファンはもちろん、芸能ファン、歴史ファンもぜひお越しください。

お楽しみに!

【出演者プロフィール】
安田登(やすだ・のぼる)
1956年千葉県銚子市生まれ。高校時代、麻雀とポーカーをきっかけに甲骨文字と中国古代哲学への関心に目覚める。高校教師をしていた二五歳のときに能に出会い、鏑木岑男師に弟子入り。能楽師のワキ方として活躍するかたわら、『論語』などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を、東京(広尾)を中心に全国各地で開催する。また、公認ロルファー(米国のボディワーク、ロルフィングの専門家)として各種ワークショップも開催している。著書に『能に学ぶ「和」の呼吸法』(祥伝社)、『身体感覚で「論語」を読みなおす。』『身体感覚で「芭蕉」を読みなおす。』(以上、春秋社)、『身体能力を高める「和の所作」』『異界を旅する能  ワキという存在』(以上、ちくま文庫)、『あわいの力』『イナンナの冥界下り』(以上、ミシマ社)など多数。

山本貴光(やまもと・たかみつ)
文筆家・ゲーム作家。コーエーでゲーム制作の後、フリーランスで書いたり教えたりしている。著書に『文学問題(F+f)+』、『「百学連環」を読む』、『文体の科学』、『世界が変わるプログラム入門』、『脳がわかれば心がわかるか』(吉川浩満との共著)、訳書にサレン&ジマーマン『ルールズ・オブ・プレイ』など。モブキャストとプロ契約中。

チケットのご予約はこちら

時 間 _ 19:00~21:00 (18:30開場)
場 所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
入場料 _ 1500yen + 1 drink order

イベント情報の詳細はこちら