2015年3月5日(木)

金子遊さん『辺境のフォークロア ポスト・コロニアル時代の自然の思考』トークセッション+映像作品の上映

ジュンク堂書店 池袋本店
開催日時:2015年03月05日(木)19:30 ~

金子 遊(著者・映像作家・民族誌研究)
今福 龍太(文化人類学者・批評家・東京外国語大学大学院教授)

著者はじめての単著『辺境のフォークロア』は、サハリンと蝦夷と東北、奄美と琉球、小笠原とミクロネシアという列島の周縁地域の民俗を「旅」や「映像」をキーワードに掘りおこす。映像作家でもある著者は、シュテルンベルクや柳田國男といった人類学者や民俗学者だけでなく、ソクーロフ、島尾ミホ、チェーホフ、ジャック・ロンドン、北原白秋、土方久功ら文学者やアーティストを「民族誌的な記述者」として同列に論ずる。
トークセッションでは、パラオへの旅から戻ったばかりの著者が、映像やアート作品を紹介しつつ、異文化が混淆する辺境の「ポスト民俗学」的な世界像を提示する。
対話の相手は、著者が大学時代と奄美自由大学で薫陶を受けた文化人類学者・今福龍太。話題作『群島-世界論』(2008)のヴィジョンを〈叛アメリカ〉という視点から展開した続篇『ジェロニモたちの方舟』を上梓したばかりの今福が、クレオールや群島論といった思想的な観点から、その世界像を大洋へと押し広げ、魅惑的な言葉をつむぐことになるであろう。

<参考上映予定>
『海の生命線 我が南洋群島』(1933)製作:横濱シネマ商會
『東ヒマラヤのアパタニ族』(2013)撮影:金子遊
ほか

【講師紹介】
●金子 遊(かねこ ゆう)
1974年埼玉県生まれ。映像作家、批評家、民族誌研究。大学時代と奄美自由大学において今福龍太の薫陶を受ける。イラク、ヨルダン、パレスチナ、バルカン半島、東ヒマラヤ、ブラジル、台湾、韓国、ミクロネシアを旅しながら執筆と映像制作を続ける。著作に『辺境のフォークロア』(河出書房新社)。編著に『フィルムメーカーズ 個人映画のつくり方』『吉本隆明論集』(アーツアンドクラフツ)『クリス・マルケル 遊動と闘争のシネアスト』(森話社)。共著に『アジア映画で<世界>を見る』(作品社)『アイヌ民族否定論に抗する』(河出書房新社)など。劇場公開映画に『ベオグラード1999』『ムネオイズム』。慶應義塾大学非常勤講師。ドキュメンタリーマガジン「neoneo」編集委員。

●今福 龍太(いまふく りゅうた)
1955年東京都生まれ。文化人類学者・批評家。東京外国語大学大学院教授。2002年より遊動型の野外学舎「奄美自由大学」主宰。著作に『クレオール主義』(ちくま学芸文庫)『ブラジルのホモ・ルーデンス』(月曜社)『身体としての書物』(東京外国語大学出版会)『レヴィ=ストロース 夜と音楽』(みずす書房)『書物変身譚』(新潮社)『ミニマ・グラシア』『群島-世界論』『薄墨色の文法』『ジェロニモたちの方舟』(岩波書店)など。共著に『知のケーススタディ』(新書館)『時の島々』『アーキペラゴ』(岩波書店)『サンパウロへのサウダージ』(みすず書房)など。

★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)

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