2018年5月29日(火)

若林恵 × 武田砂鉄トークイベント「最適予測からはみ出すには・最適解を探すことをやめるには」 『さよなら未来 エディターズ・クロニクル 2010-2017』(岩波書店)『日本の気配』(晶文社)刊行記念

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『WIRED』日本版の編集長を2012年から17年まで務め、テクノロジー,ビジネス,音楽,出版など,世界の最前線に触れてきた、七年間にわたる思索と発信の軌跡を集成した、初の著作『さよなら未来 エディターズ・クロニクル 2010-2017』を刊行される、若林恵さん。

「空気」が支配する国だった日本の病状がさらに進み、いまや誰もが「気配」を察知する一億総忖度社会の日本を覆う「気配」の危うさを、さまざまな政治状況、社会的事件、流行現象からあぶり出すフィールドワーク『日本の気配』を刊行される、武田砂鉄さん。

データやアルゴリズムがはじき出す予測からはみ出すために、どう考え、どう行動するべきか。空気を読んで、気配を察知し、共感されるための意見ではなく、個人としての意見を持つには。問いがより複雑になる現代にあっての人文知の重要性など、出版社の編集者出身のおふたりに奔放に語り合っていただきます。

【プロフィール】
若林恵(わかばやし・けい)
1971年生まれ。編集者・ライター。ロンドン、ニューヨークで幼少期を過ごす。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業後、平凡社に入社し、月刊『太陽』を担当。2000年にフリー編集者として独立し、以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長に就任。2017年退任。2018年、黒鳥社(blkswn publishers, http://blkswn.tokyo )設立。

武田砂鉄(たけだ・さてつ)
1982年東京都生まれ。出版社勤務を経て、2014年秋よりフリーライターに。
著書に『紋切型社会──言葉で固まる現代を解きほぐす』(朝日出版社、第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞)、『芸能人寛容論──テレビの中のわだかまり』(青弓社)、『コンプレックス文化論』(文藝春秋)などがある。

日程 / 2018年5月29日 (火)
時間 / 19:00〜20:30 開場 18:30〜
料金 / 1,350円(税込)
定員 / 110名様
会場 / 本店 大教室
お問合せ先 / 青山ブックセンター 本店
電話 / 03-5485-5511
受付時間 / 10:00~22:00

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