2015年8月1日(土)

本と本屋と人と町と

ジュンク堂書店 池袋本店
開催日時:2015年08月01日(土)19:30 ~

宇田智子(市場の古本屋ウララ店主)
永江朗(評論家)

沖縄・那覇市の牧志公設市場のとなりに、2坪の狭小古書店「市場の古本屋 ウララ」はあります。
地元の人や観光客の往来もにぎにぎしい通りで、うっかりすると見逃してしまいそう
ですが、一味違った佇まいで、強い存在感を放っています。
今回の話し手のおひとり宇田智子さんはその「市場の古本屋 ウララ」の店主です。
ここ東京の超巨大新刊書店に就職するも、14年後の今、縁もゆかりもない沖縄で
古書店主として格闘する日々。
沖縄は、独自の歴史、風土や信仰をもつために、本土の本では事足りません。
それがゆえに、濃密な地産地消の出版文化が形成されます。
いわば、そこに生きる人のための出版。
宇田さんはそこに入り込んで、本を売りたかったといいます。
今回は、そんな場所で、本と人のあいだに入って考えたことを記した
『本屋になりたい――この島の本を売る』刊行を記念し、
書店人・読書人・著者として出版界を長く見つめてきた永江朗さんとのトークショーです。

※このトークイベントは、「ニコニコ生放送」にて中継予定です。ご参加の方はご承知おきください。

【講師紹介】

宇田智子(うだ・ともこ)
1980年、神奈川県生まれ。2002年にジュンク堂書店に入社、
池袋本店で人文書を担当。2009年、那覇店開店に伴い沖縄に異動。
2011年7月に退職し、同年11月、那覇市の第一牧志公設市場の向かいに
「市場の古本屋ウララ」を開店する。
著書に『那覇の市場で古本屋 ひょっこり始めた<ウララ>の日々』
(2013年、ボーダーインク刊)がある。
2014年、第7回「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞」を受賞。

永江朗(ながえ・あきら)
1958年生まれ。北海道旭川市出身。書籍輸入販売会社勤務、雑誌編集者を経て、
フリーライター。書評、インタビュー、エッセイ、批評などを書く。
主な著書に『菊地君の本屋 ヴィレッジヴァンガード物語』『インタビュー術!』
『批評の事情』『本を味方につける本』『広辞苑の中の掘り出し日本語』
『おじさんの哲学』『誰がタブーをつくるのか』『これから本の授業をはじめます』
『「本が売れない」というけれど』『茶室がほしい。』『そうだ、京都に住もう。』ほか。

★入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)

■イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
東京都豊島区南池袋2-15-5

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