2015年7月21日(火)

映画『未来をなぞる』と、写真集『陸前高田 2011-2014』をめぐって トークイベント 畠山直哉さん&最相葉月さん

畠山

8月15日(土)より公開となる映画『未来をなぞる 写真家・畠山直哉』、また写真集『陸前高田』の刊行を記念し、青山ブックセンター本店にて、写真家・畠山直哉氏と最相葉月氏によるトークイベント&サイン会を行います。

 

写真表現の最前線で活躍する写真家・畠山直哉。「都市と自然」をテーマに、様々なコンセプトの作品を発表し、世界で最も注目されている日本人写真家だ。ところが2011年、故郷・陸前高田を東日本大震災が襲い、実家は流され母を失ってしまう。写真家はこの体験をどう受けとめ、また作品はどう変化して来たのか。映画『未来をなぞる 写真家・畠山直哉』は、畠山に2年間密着取材し、写真家の創作の現場に迫ったドキュメンタリー。

 

「陸前高田2011-2014」(河出書房新社/定価「本体3900円(税別)」)は、東日本大震災による津波で母を失った畠山直哉が、震災直後から撮り続けてきた故郷・陸前高田の写真を集大成。震災から三年半の写真71点と、長文エッセイを収録したものであり、畠山にとっては2012年の「気仙川」に続く震災以降をまとめた作品集となる。

 

今回、青山ブックセンター本店では、「気仙川」刊行時に行われたトークショーで、畠山直哉氏とともに登壇したノンフィクションライターの最相葉月氏を再びお迎えし、写真家がどのような道のりを経て、前作から「陸前高田」へ至ったのか?また、その最中に密着取材が行われた映画への率直な想いなど、さまざまな話を伺って頂きます。

 

ぜひ、この機会にご来場ください。皆様のお越しをお待ちしております。

 

※入場料にはシアター・イメージフォーラムにて使用可能な前売鑑賞券料金が含まれております。

 

〈プロフィール〉

畠山直哉

畠山直哉

はたけやま・なおや

写真家。 1958年岩手県陸前高田市生まれ。筑波大学大学院芸術研究科修士課程修了。1997年木村伊兵衛写真賞受賞。国内外で多くの展覧会が開催され、2011年には『気仙川』掲載写真を含む大規模な個展「Natural Stories」展(東京都写真美術館)が話題を呼び、同年の芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。 おもな著書に、『Lime Works』(青幻舎)、『Underground』(メディアファクトリー)、『Atmos』(Nazraeli Press)、『Terrils』(タカ・イシイギャラリー)、『話す写真』(小学館)、『気仙川』(河出書房新社)など。

最相葉月

最相葉月

さいしょう・はづき

1963年兵庫県神戸市出身。関西学院大学法学部法律学科卒業後、会社勤務を経て、ノンフィクションライターに。2015年、東京工業大学リベラルアーツセンター非常勤講師。 『絶対音感』(新潮文庫)で小学館ノンフィクション大賞。 『星新一 一〇〇一話をつくった人』(同)で大佛次郎賞、講談社ノンフィクション賞、日本SF大賞、日本推理作家協会賞など。 著書はほかに『青いバラ』(岩波現代文庫)、『ビヨンド・エジソン』(ポプラ文庫)、『セラピスト』(新潮社)、『れるられる』(岩波書店)、『ナグネ 中国朝鮮族の友と日本』(岩波新書)、児童書『調べてみよう、書いてみよう』(講談社)など

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