2015年9月13日(日)

田澤雄作氏『メディアにむしばまれる子どもたち――小児科医からのメッセージ』講演会

〝笑顔のない ・ 大人になれない子ども~人間未来への警鐘〟

◆田澤雄作さんからのメッセージ◆
映像メディアは、気分転換に使える「楽しい道具」であり、日常生活をスピード・アップできる「便利な道具」です。しかし、日々の成長を続ける子どもの脳(こころ)への影響は、大人の感覚で判断すれば、重大な誤りを犯します。過剰な映像メディア漬けは、視力・聴力の低下だけでなく、笑顔を奪うなどの直接的な脳への影響だけに限らず、脳(こころ)の成熟に欠かせない大切な現実体験の時間を奪い、大人になるための時間を削ぐ結果、「笑顔のない・大人になれない子ども」の問題が生まれたのです。
この問題の背景には、「映像メディア」漬けだけでなく、行き過ぎた「進学競争」、休息が不十分な「スポーツ等の部活動」による「慢性疲労」や「睡眠障害」が存在します。さらに、現代日本の少年が世界一「寂しい」、世界一「自尊心が低い」心を抱えている事実は、日本の子どもの養育環境が極めて不適切であることを警告しています。子どもの心の中に、人間としての基本的な自尊心「自分は生まれてきてよかった、愛されている、生きていてよい」と思う心が培わされてこそ、人間の未来があるのでないでしょうか。

日時:2015年9月13日(日) 14時~15時30分
会場:教文館ナルニア国内 ナルニアホール
定員:30名
参加費:1,000円  ※当日受付でお支払いください。

 

【申込方法】
参加ご希望の方はナルニア国までお電話ください。定員に達した時点で受付を終了いたします。
申込み電話番号:03-3563-0730(午前10時~午後8時)
※1コール1名様のみ

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