ナビりんが「本屋さんに」行くわよ!

いま話題の「文喫」で、本と恋に落ちてきました。

ナビりん
今回の【ナビりんが「本屋さんに」行くわよ】は、特別編でウチのボスが登場よ!

タマちゃん
今、本好きの間で超話題の「文喫」ね!! ボス、レポート乙です

text:Kaori Yonedu/米津香保里

「入場料を払って入る本屋さんって一体どんな感じ?」
その疑問を晴らすべく、いま話題の新形態書店「文喫」に行ってきました。

六本木の青山ブックセンターがあった場所といえば、 本屋さん好きならすぐわかりますよね

店内に入るとホテルのフロントのような受付が!

入場料1500円(税抜)と引き換えに入場バッジを受け取ります。
有料エリアに入るとそこは一面、本の森。480平米ほどのスペースに本棚や平台が点在しています。歩き回ってみると上手にゾーニングされていて、本を選ぶ選書室のほかに閲覧室があったり喫茶室があったり、研究室なんて小部屋も。
初めて訪ねた学校の教室を一つ一つ覗いているような、好奇心が刺激されるレイアウトになっています。

コンクリート打ちっ放しの本屋さんなんていままであったかな

喫茶室ではコーヒーや煎茶が飲み放題

閲覧室の椅子もとっても座りやすそう

店内の過ごし方は人それぞれ。棚から棚を巡り歩くも良し、居心地の良いスペースで読書に耽るも良し。コーヒーを飲みながら誰かと本について語り合うなんていうのも素敵。

何時間いてもいいし、何冊読んでもいいし、もちろんお気に入りの1冊に出会ったらお家に連れて帰ってもいいんです(本のお代は払ってね)。

店内すべてが本の世界に浸れる空間。
それが文喫です。

でも、この本屋さんの魅力はそれだけではありません。

文喫の一番の見どころは、なんといっても選書。
強烈な選書パワーがお店の隅々までみなぎっていました!

たとえば……

●取り扱い冊数3万点。すべて1冊ずつ!

通常の本屋さんの場合、本は複数冊入荷するのが当たり前。
平台に積み上げたり、複数のコーナーで展開したりと、売れ筋タイトルを何冊売るかが勝負です。
でも、文喫では同じ本が2冊以上入荷されることはありません。
つまり、すべて1タイトル。
「店内に置く本は1冊残らずセレクトする!」そんな書店員さんの意気込みを感じます。

手に取ってみたらたしかにヤバかった(笑)

次々と本に手を伸ばしたくなる棚!

傍の引き出しを何気なく開けるとそこにも本が

●棚作りが異常レベルの凝り方!

棚前の平台。
同じ本が無造作に積み上げられていると思いきや、それぞれの本の山にそれぞれの文脈が!
例えば『悲しき熱帯』の下に『アマゾンの料理人』、その下に『世界屠畜紀行』…といった具合。

一番上の本を手にとると、その下に手に取った本とつながりのある本が現れ、その本を手に取ると、その下からまたつながりのある本が現れ。
テーマでつないだ文脈の山。まるで本のタペストリー!

閲覧室はそんな文脈の山だらけ。
これは、すべての山をチェックしたくなります。

よく見ると1冊ずつ違う本が積まれている平置き。こりゃ大変な執念だ!

文脈の山を構成していた3冊

●雑誌の奥にひそむブックワールド

雑誌コーナーもタダモノではありません。
一見、普通の雑誌スペースに見えますが、雑誌の背面の扉を開けるとその雑誌にちなんだ本のラインナップが!
雑誌をインデックスに見立てて、本を選書しているそうです。
なんて心憎い演出なのでしょう。

雑誌コーナーは無料で入れるエリアにあります

普通の雑誌の陳列と思いきや……

背面の扉を開けると…、ほほー、そう来ましたか

文喫のコンセプトは「本と出会うための本屋」です。

「本屋さんの魅力は何か?」
その問いをとことん考えて、「本屋さんは、本を選ぶ時間こそが至福だ」という答えにたどり着いたのだそうです。

文喫のサイトに書かれたコピーにその至福の瞬間が表現されていました。

「偶然の出会い、一目惚れの瞬間、深みにはまる本との関係」

本好きなら、胸が高鳴りますよね。

文喫プロジェクトのリーダー・日本出版販売株式会社の武田建悟さん。熱い!

伊藤晃店長と筆者。伊藤さんは選書の鬼!

店内のそこかしこに仕掛けられた本との出会い。
文喫で時を過ごしていると、その選び方や見せ方で、そして隠し方でも、本に誘惑されているみたいです。

本と出会うことがこんなに楽しい空間は、これまで無かったかもしれません。
そう、文喫は本と恋に落ちるための特別な場所。
運命の1冊に出会えるなら、1,500円はむしろ安いかも。

この冬、あなたも文喫で、本と危険な恋に落ちてみませんか。

私が恋に落ちたのはこの2冊デス

 

【店舗概要】

文喫
住所:東京都港区六本木6-1-20 六本木電気ビル1F
営業時間:9:00~23:00(L.O.22:30)
定休日:不定休
入場料:1,500円(税抜)
公式サイト:bunkitsu.jp

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