2014年10月11日(土)

マーケティングとはお客様が何を求めているかを徹底して考えること《天狼院マーケティング・ラボ開講》【天狼院】

【10/11マーケティング・ラボ】マーケティングとはお客様が何を求めているかを徹底して考えること《天狼院マーケティング・ラボ開講》
天狼院書店店主の三浦でございます。
以前、こんな投稿をしたところ、思わぬ反響がございました。
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GoogleさんからTELあり。
「三浦さんはマーケティング・PR戦略担当の方でいいですか?」
「はい、いいと思います」
「御社のマーケティング・PR戦略について伺いたいのですが、少々お時間よろしいですか?」
Googleさんということで興味があったので、はい、と答える。
「現在、広告やSEO対策、PR対策など、やっていることはありますか?」
「いや、まったくやっていないんですよ」
「え? 今御社のホームページを拝見してるんですが、様々なメディアに出てますよね」
「はい。これもPR会社など一切使っていません。メディアの方々に見つけてもらっています。あ、Googleさんのおかげかも知れませんね」
「SEO対策をしているってことでしょうか」
「いえ、これもまったくしていないんですよ。でも、いつもGoogleさんに上位に上げてもらって。いつもお世話になっております。ありがとうございます」
「いえいえ、こちらこそ。それではアクセスのために広告を入れているんですか? またはホームページを作成する際にコンサルタントなど入れているんですか?」
「いえ、広告もひとつも入れていませんし、ホームページは僕が作っています。それでも、今、直近で月間24万PVくらいはあると思います。それでどういうご用件で」
「わたくしども、マーケティングのお手伝いやPR戦略のお手伝いをしていまして、どうでしょうかとのご提案だったのですが……」
「なるほど。それで、もしあなたが僕の立場なら、お願いするでしょうか?」
「いや、しないでしょうね」
「ですよね」
なるほど、Googleさんには、企業のマーケティングをサポートする部署が存在するらしい。初めて知った。
しかし、そのGoogleさんをもってしても、天狼院のWeb・メディアマーケティング戦略に対して今以上のレベルに引き上げる術はないという。残念。
僕としては、今のマーケティングレベルにまったく満足していない。まだまだ打つ手があると思っているし、処理能力さえ整えば、様々な戦略を打つ用意もある。
でも、どうやら、天狼院のマーケティングについては、僕以上に知っている人は世の中にはあまりいないようだ。
誰も答えを示してくれないのなら、自分で研究するしかない。
ということで、天狼院起業ラボの中でも、店頭マーケティング・Webマーケティング・メディア戦略・オウンドメディア・ソーシャルメディアマーケティング・販促・ブランディングなどに特化した「天狼院マーケティング・ラボ」というのを始めてみようと思うのですが、いかがでしょうか。
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おかげさまで天狼院書店はこの前の9月26日でちょうどオープン1週年を迎えたわけですが、正直申し上げますと、書店を運営するのはとんでもなく難しいことでした。
たとえば、『信長の野望』や『三国志』などのゲームで言えば「超ハード」モードでプレイするようなものです。ただ、そもそも、僕はネガティブなことを言わない質ですから、「超ハード」だったとしても、外見には楽しそうに映っていたらしく、いや、まあ、楽しいには違いありませんでしたが、ともかく、結構軽いのりで「私も本屋をやりたい!」という方々がかなりいらして、その方々には、こう申し上げました。
「絶対にやめたほうがいいと思います」
僕は天狼院を「沈めない」ために、相当にぶっこんでおりました。
それまでは編集協力や販売戦略といった仕事である程度は稼いでいて、全国を飛び回り、箱根で執筆と、結構、「自由」を手にしていたわけですが、書店をオープンした途端、それまでの全ての方法論が通用しなくなりました。
覚悟はして船出をしたものの、これほど操船が難しい業態があるのかと衝撃を受けました。
ただ、難しい航路だからこそ、誰も来ないだろう。
来たとしても前に進めないだろう。
もし、この航路を攻略すれば、とてつもなく面白いことになる。
そんな確信の元、僕は全力で取り組みことにいたしました。
全ての資金と全ての時間を「ぶっこみ」ました。
そして、これまでビジネスをする中で体得してきた「マーケティング理論」の全てを「ぶっこみ」ました。
天狼院とはまるで新しい業態としてスタートさせたので、そもそも、これまでの事例はほとんど役に立たない。そこでどうしても必要となったのは、「マーケティング理論」の再構築であり、天狼院へのカスタマイズでした。
1年天狼院を沈ませずに操船することができた。
そして、1年経って振り返ってみれば、どの本にも書かれていない理論が、「必然的」に構築されていました。
こうして培われてきた「天狼院マーケティング」ともいうべき、マーケティング理論は、時代の最先端だと自負しております。未だどの本にも書かれていない。本当に使える理論がここには込められている。
なぜそう言えるかといえば、僕は学者じゃなくて実践者だからです。過去の経営者ではなく、現在進行形でビジネスに挑んている挑戦者だからです。
こうして構築してきた理論だからこそ、Googleの担当者があのように言ったのだろうと思います。
ただし、「天狼院マーケティング」は完成したわけではありません。
これからも、天狼院が続く限り、進化し、最先端の理論として構築され続けるはずです。
これからも、全力で「暗中模索」しながら、道を切り拓いて行かなければならない。
そして、必然的にそこに道のように理論が構築されていくのだろうと思います。
時代と状況に合わせ流転し変化し続ける理論の中で、ただ、ひとつだけ、「天狼院マーケティング」の揺るぎないコアとなるものはすでに見つけました。
天狼院マーケティングの揺るぎないコアはこの一文にあると考えます。
「マーケティングとはお客様が何を求めているかを徹底して考えること」
このコアが、まさに船のキールとなって、この理論を支えるのだろうと思います。
変化し続ける時代と状況の中で、変化し続ける理論を、リアルタイムで学び続ける。
そんな実践者たちの学びの場を今回、設けることに致しました。
天狼院マーケティング・ラボの開講でございます。
僕が今まさに構築し続けている「天狼院マーケティング」と「天狼院書店」というリアルタイムで進化し続ける業態を題材に、真剣に「実践」を志す方々とともに、全力で「暗中模索」しながら、新たなる境地を切り拓いて行きたいと思っております。
天狼院のあの空間で、密度濃く、席数は30席とさせて頂きます。
その圧倒的な圧力の中で、新たなる化学変化が連続的に起き続けるだろうと思います。
その場が、起業家たち、実践者たち、アントレプレナーたちの「トキワ荘」のような空間になればと考えております。
これから毎月やって行きたいと思っています。
まず第1回目は、Google担当者でもお手上げだった、天狼院のこの1年で構築されてきた「マーケティング理論」を題材にします。
そこから、各論で取り組んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

【概要】
日時:10月11日(土)
19:15−21:15(19:00受付開始)
定員:30名様
参加費:5,000円
場所:天狼院書店「東京天狼院」

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