2018年6月16日(土)

金原瑞人 × 温又柔 × くぼたのぞみ 「今の日本で光を放つ、移民文学の魅力」  サンドラ・シスネロス『マンゴー通り、ときどきさよなら』(くぼたのぞみ訳 / 白水社)刊行記念

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アメリカの移民社会を少女の視点からリアルに描いた『マンゴー通り、ときどきさよなら』(サンドラ・シスネロス著、くぼたのぞみ訳)がUブックスで蘇りました!本書は、全米の中学、高校、大学で必読書となっている名著です。

Uブックス版に推薦文を寄せた金原瑞人さん、本書に多大な影響を受け、今回解説を執筆した温又柔さん、訳者のくぼたのぞみさんをお迎えして、アメリカ文学とサンドラ・シスネロスについて、今の日本でこそ読まれるべき本書の魅力について、様々な角度からお話しいただきます。

【出演者プロフィール】
金原瑞人
1954年、岡山県生まれ。翻訳家、法政大学社会学部教授。ヤングアダルト小説の翻訳を多数手がける。エッセイ集『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』『サリンジャーに、マティーニを教わった』のほか、ヘミングウェイ、モーム、アレックス・シアラー、デイヴィッド・アーモンド、リック・リオーダン、ジョン・グリーンなどの訳書500冊以上。近刊に、フィリップ・フーズ『ナチスに挑戦した少年たち』(小学館)。

温又柔
1980年、台湾・台北市生まれ。作家。3歳の時に東京に移住し、台湾語混じりの中国語を話す両親のもとで育つ。法政大学大学院・国際文化専攻修士課程修了。2009年、「好去好来歌」ですばる文学賞佳作。2015年、『台湾生まれ、日本語育ち』で日本エッセイスト・クラブ賞受賞。2017年、『真ん中の子どもたち』(集英社)で芥川賞候補。著書はほかに『来福の家』(白水社)。

くぼたのぞみ
1950年、北海道生まれ。翻訳家、詩人。著書に『鏡のなかのボードレール』、『記憶のゆきを踏んで』など。 訳書に、サンドラ・シスネロス『サンアントニオの青い月』、J・M・クッツェー『モラルの話』、『ダスクランズ』、『マイケル・K』、『鉄の時代』、『サマータイム、青年時代、少年時代』、チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ『男も女もみんなフェミニストでなきゃ』、『アメリカーナ』、マリーズ・コンデ『心は泣いたり笑ったり』など多数。

時間 _ 15:00~17:00 (14:30開場)
場所 _ 本屋B&B 東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F
▼入場料
■前売1,500yen +1 drink order
■当日店頭2,000yen + 1 drink order

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