2020年6月26日(金)

畑中章宏「東北の怪談を関西弁になんで訳したんでっか!?」 『関西弁で読む遠野物語』(エクスナレッジ)刊行記念 朗読+説明会

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※本イベントは配信またはご来店のいずれかでご参加いただけるイベントです。
詳細につきましてはページ下部をご確認ください。

柳田国男の『遠野物語』といえば、明治の世にも河童や天狗、ザシキワラシが東北の村里に“実在”することを知らしめた民俗学の名著です。
この本は柳田が、岩手県遠野出身で文学者を志望していた佐々木喜善から聞き書きした話をまとめ、1910年(明治43年)に自費出版したものです。

刊行から110年経った『遠野物語』の、怪異で濃密な世界に入っていくのに、文語体に阻まれて戸惑う人も少なくはないでしょう。
しかし、この本に収められた怪異伝承は、「語り」によって受け継がれてきたものなのです。
そんな『遠野物語』の語りを甦らせるため、関西弁に訳出したのが『関西弁で読む遠野物語』です。

柳田国男はじつは兵庫県の生まれで、晩年の自叙伝『故郷七十年』によると、「私はとうとう故郷を離れて七十年間、上方(かみがた)の方のアクセントですごしてしまった」と述懐しています。
柳田は関西人の〝耳〟で遠野の怪談を聞き、関西の〝言葉〟で反芻したに違いありません。

今回はこの新刊を、訳者であり解説を施した民俗学者の畑中章宏さんが、特徴的な話を朗読しながら、翻訳の意義と『遠野物語』の今日的意味について説明します。
コロナ禍で不安な時代に、豊饒な民俗学の世界にぜひ浸ってください。

【出演者プロフィール】
畑中章宏(はたなか・あきひろ)
1962年大阪生まれ。民俗学者・作家。
〈感情の民俗学〉の方法をもとに、民間信仰や災害伝承から流行の風俗現象まで幅広い研究対象に取り組む。
著書に『柳田国男と今和次郎』(平凡社新書)、『災害と妖怪』(亜紀書房)、『天災と日本人』(ちくま新書)、『蚕』(晶文社)、『21世紀の民俗学』(KADOKAWA)、『死者の民主主義』(トランスビュー)ほかがある。

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時間 _ 20:00~22:00 (19:30開場)
場所 _ 本屋B&B 世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F
▼入場料
■来店参加:1500円
■配信参加:1500円
■書籍つき配信参加:1500円+書籍1600円
(上記いずれも税別)
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