田中俊之さんの新刊『〈40男〉はなぜ嫌われるか』では、若い女性への強い興味に象徴される、リアリティと現実のギャップに苛まれる40男の姿が、愛とユーモアと毒舌混じりに描かれています。
勘違いした言動の多い40男の存在は、他人に迷惑をかけるだけではない、そのギャップは40男自身の「生きづらさ」に直結している、と著者の田中俊之さんは説きます。
40男の生きづらさを突破するには、まずは現実を直視することからしか始まりません。
今回の刊行記念イベントにお迎えするゲストは、著書『AV女優の社会学』『身体を売ったらサヨウナラ』が話題となった鈴木涼美さん。
40男は女性にどう思われているのか、嫌われているとしたらどこが嫌われているのか、どこを直せばよいのか。
40男という「病」の実態とその処方箋について、お二人に存分に語っていただきます。
田中俊之(たなか・としゆき)
1975年生まれ。武蔵大学人文学部社会学科卒業、同大学大学院博士課程単位取得退学。博士(社会学)。学習院大学「身体表象文化学」プロジェクトPD研究員、武蔵大学・学習院大学・東京女子大学等非常勤講師を経て、2013年より武蔵大学社会学部助教。社会学・男性学・キャリア教育論を主な研究分野とする。2014年度武蔵大学学生授業アンケートによる授業評価ナンバーワン教員。男性学の視点から男性の生き方の見直しをすすめる論客としてメディアでも活躍。単著に『男性学の新展開』、『男がつらいよ』がある。
鈴木涼美(すずき・すずみ)
1983年東京都生まれ。蟹座。慶應義塾大学環境情報学部卒業。2009年、東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。専攻は社会学。2014年秋、5年半勤めた新聞社を退社。会社員時代に出版した著書『AV女優の社会学』(青土社/13年6月刊)は、小熊英二&北田暁大の強力推薦、「紀伊國屋じんぶん大賞2013 読者とえらぶ人文書ベスト30」にもランクイン。次作『身体を売ったらサヨウナラ』(幻冬舎/2014年11月刊)も話題に。
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出演 _
田中俊之(武蔵大学社会学部助教)
鈴木涼美(文筆家)
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時間 _
19:00~21:00 (18:30開場)
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場所 _
本屋B&B
世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F -
入場料 _
1500yen + 1 drink order