2019年7月から隔月刊で刊行、20年5月に完結した、西尾哲夫訳『ガラン版 千一夜物語』(アラビアンナイト)。
18世紀に刊行されたヨーロッパで最初のアラビアンナイトであるガラン版のイメージそのままの瀟洒な装丁と、読みやすい日本語訳で話題になりました。
今回のイベントでは、その完結を記念し、中東世界の言語や文化の研究者でもある訳者の西尾哲夫さんと、丹念な取材をもとに海外を舞台にした小説を書いた作家の深緑野分さんが、初対談。
現代の読者にとって、時代と文化を越境して世界文学となったアラビアンナイトを読み伝える意味とは何かをめぐって、語り合っていただきます。
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【プロフィール】
西尾哲夫(にしお・てつお)
1958年生まれ。
京都大学大学院文学研究科博士課程修了。
文学博士(京都大学)。
人間文化研究機構・国立民族学博物館教授。
総合研究大学院大学教授。
専攻は言語学、アラブ研究。
著書に『アラビアンナイト――文明のはざまに生まれた物語』(岩波新書)『世界史の中のアラビアンナイト』(NHK出版)『ヴェニスの商人の異人論――人肉一ポンドと他者認識の民族学』(みすず書房)ほか。
森見登美彦著『熱帯』の登場人物・佐山尚一のモデルとも言われる。
深緑野分(ふかみどり・のわき)
1983年生まれ。作家。
2010年、『オーブランの少女』が第七回ミステリーズ!新人賞佳作に入選。『ベルリンは晴れているか』が2019年Twitter文学賞国内第一位。
『戦場のコックたち』(2016)、『ベルリンは晴れているか』(2019)は直木賞候補、大藪春彦賞候補、本屋大賞候補になった。
日程 / 2020年8月8日 (土)
時間 / 14:00~15:30
料金 / 1,320円(税込)
定員 / 100名様
会場 / ※WEB会議ツール「Zoom」を使用して実施します。