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5月刊行直後に朝日新聞書評に取り上げられ、刊行から1か月もたたずに重版がかかった大注目の学術(?)書『ナッジ!?』が、編者のお二人にくわえてさらに強力な若手論客をゲストに迎え、B&Bにオンラインで登場します!
コロナ禍のもと、スーパーのレジに並べば足下の線に待ったをかけられ、トイレの洗面所には「となりの人は石鹸で手を洗っていますか?」のステッカー。
どう思います?ちょっとうざったくないですか?
でもその一方、マスクの着用や接触確認アプリのインストールは徹底してもらいたい。
そんなとき、強制とも放任とも異なるナッジという考え方はとても手軽で効果的な手段になってくれるかしれません。
どうすれば実際にそんなうまいやり方が見つかるのでしょうか?
「する側」にとっては手っ取り早いけれど効果の読めない、「される側」にとっては親切だけどうっとうしい――魅力とあやしげな影をあわせもつ「ナッジ」。
それは「わかっているのにできない/やめられない」人への支援の手立てなのでしょうか、はたまた政府や大企業が編み出した、新たな管理と支配の手口なのでしょうか?
いったいどこからこんな手法が出てきたのか、どうしていま注目されているのか、その気持ち悪さは何に由来するのか、そして「いいナッジ」はほんとうにありうるのか——。
ナッジとリバタリアン・パターナリズムの面白さと危なさに深くメスを入れた『ナッジ!?』編者の那須耕介さんと橋本努さんに、法哲学の吉良貴之さんと、憲法学の瑞慶山広大さんが、参加者の方々からの質問も絡ませて「熟議」で掘り下げるこの機会、どうぞお見逃しなく!
【出演者プロフィール】
那須耕介(なす・こうすけ)
京都大学教授。専門は法哲学。
著書に『法の支配と遵法責務』(勁草書房、2020年)、『多様性に立つ憲法へ』(編集グループSURE、2014年)、『現代法の変容』(共著、有斐閣、2013年)、共訳書に『自己責任の時代』(ヤシャ・モンク著、みすず書房、2019年)、『メタフィジカル・クラブ』(ルイ・メナンド著、みすず書房、2011年)、『熟議が壊れるとき』(キャス・サンスティーン著、勁草書房、2012年)ほか。
橋本努(はしもと・つとむ)
北海道大学大学院経済学研究院教授。
専門は経済社会学、社会哲学。
著書に『帝国の条件』(弘文堂、2007年)、『自由に生きるとはどういうことか』(ちくま新書、2007年)、『経済倫理=あなたは、なに主義?』(講談社、2008年)、『自由の社会学』(NTT出版、2010年)、『解読ウェーバー プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(講談社、2019年)、編著書に『現代の経済思想』(勁草書房、2014年)、訳書にR・メイソン『顕示的消費の経済学』(名古屋大学出版会、2000年)ほか。
吉良貴之(きら・たかゆき)
宇都宮共和大学専任講師。専門は法哲学。
主な研究テーマは、世代間正義論、法の時間論、法と科学技術など。
本イベントに関連する訳書として、A・ヴァーミュール『リスクの立憲主義』(勁草書房、2019年)、S・ジャサノフ『法廷に立つ科学』(監訳、勁草書房、2015年)。
twitter:@tkira26
http://jj57010.web.fc2.com
瑞慶山広大(ずけやま・こうだい)
九州産業大学地域共創学部・講師。専門は憲法学。
主な研究テーマは、非強制的国家規制の憲法的統制。
主要業績として、「法の表示理論」の憲法論的意義と論点」法学政治学論究116号(2018年)など。
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時間 _ 15:00~17:00 (14:30開場)
場所 _ オンラインでの開催
▼入場料
■配信参加:1500円
■書籍つき配信参加:1500円+『ナッジ!?』2500円
(上記いずれも税別)