『着物ヘアメイクの発想:SHISEIDO KIMONO BEAUTY』(誠文堂新光社)刊行記念
資生堂でわずか8人ほどしかいないトップヘア&メーキャップアーティストのひとりである、鎌田由美子さんによる初の著書『着物ヘアメイクの発想: SHISEIDO KIMONO BEAUTY』が、誠文堂新光社より好評発売中です。
本書は、和装のヘアメイクを得意とする鎌田さんが、これまで培ってきたヘアメイクのメソッドを用いて、振袖や訪問着、紬、浴衣など、着物の種類やシーンに合わせたヘアメイクを解説した一冊。
今回、青山ブックセンターでは、鎌田由美子さんと、本書で紹介されている着物に関わった、染色工芸家の羽田登喜さん、絞り染め作家の藤井裕也さん、型染作家の西田裕子さんを京都からお迎えして、刊行記念イベントを開催します。
前半では、鎌田由美子さん、羽田登喜さん、藤井裕也さんの3人により『鎌田由美子 着物ヘアメイクの発想: SHISEIDO KIMONO BEAUTY』の書籍製作に込めた思いをはじめ、こだわりのポイント、撮影秘話などを、さらに羽田氏、藤井氏には作り手としてのこだわりや着物の鑑賞法、最近気になることなどのお話を伺います。同時に、お2人の着物も展示し、お話を伺います。
後半では、「着物ヘアメイク」にも登場している崎野さんをモデルに、デモンストレーションを行います。着用する着物は、型染作家の西田裕子さんの着物を使用し、着物に関わるお話も同時に行います。
さらに、その後で公開アドバイスを実施します。お客様の中から限定1名様をステージにお迎えし、ご質問を伺いつつ、素敵に着物を着こなせるヘアメイクアドバイスをしていただきます。
鎌田さんに「着物ヘアメイク」のアドバイスを直接受けられ、さらに京都の着物作家さんの着物話が聞けるスペシャルな機会を、どうぞお楽しみに!
公開アドバイス申込方法
当日、着物を着用してご来場いただける方、抽選で1名様に鎌田由美子さんによる公開アドバイスを行います。ご希望の方はイベント予約時、下記の方法にてお申し込みください。
オンライン予約の方
オンライン予約の際の備考欄に以下必要事項を明記の上、ご応募下さい。
①お名前 ②年齢 ③メールアドレス ④当日着用する着物の種類 ⑤アドバイスを受けたい着物ヘアメイク内容
店頭にてチケット引換券購入の方
店頭にてチケット引換券を購入の際に、レジスタッフまでお申し付けください。
当選者には、青山ブックセンタースタッフからメールにてご連絡を差し上げます。
鎌田 由美子
(かまだ・ゆみこ)
資生堂トップヘア&メーキャップアーティストとして、現在グローバルブランド「SHISEIDO」のスキンケアラインである「バイタルパーフェクション」を担当。商品、美容法の開発、宣伝広告・CM撮影、ビューティーコンサルタントの教育や外部のビューティーセミナーや、ヘアメーキャップショーにいたるまで、活動の幅は広い。
また、毎年京都を舞台に、日本の伝統文化と西洋のモードを融合させ新しい世界観を生み出すファッションショー「ファッションカンタータfrom京都」の総合チーフを務める。他にも、ANA新制服ヘアメークディレクションを手掛けるなど、「360°どこからみても美しい」をコンセプトにしたヘアメーキャップを提案している。
リアルクローズからフォーマルまで幅広い領域を得意とし、特にフォーマルの領域では、和装を含めたラグジュアリーと繊細さを表現する卓越したセンスを持つ。「ドレスアップビューティー」と称される技術に、国内外の多くの女優やモデルから支持が寄せられている。
鎌田由美子HP
公式Twitter本書籍のご案内Webサイトでは、メイキング動画もご覧いただけます
http://hma.shiseidogroup.jp/info/p20150706_6410/
羽田 登喜
(はた・とき)
染色工芸家
1968年京都市に生まれる。
京都市立銅駝美術工芸高等学校日本画科卒業、京都市立芸術大学美術学部工芸科染織を卒業、同大学大学院入学と同時に祖父・登喜男、父・登の元で手描き友禅の修行を始め、現在に至る。
京都工芸美術作家協会会員、京都市Do You KYOTO大使。
藤井 裕也
(ふじい・ひろや)
絞り染め作家
1972年1月生まれ。京都出身。
京の絞り染め作家・藤井浩の長男として幼少より染色の環境で育つ。
独自の色使いで絞り染を用いた作品を創作。斬新な作風の作品創りが特徴的。
古典芸能にも造詣が深く異なるジャンルのアーティストとの親交も広い。
近未来の京都を舞台にした少女漫画のキャラクターとしても本人役で登場するなど新進気鋭作家として活動、展開中。
西田 裕子
(にしだ・ひろこ)
型染作家
1996年京都市立芸術大学音楽学部卒業。音楽活動を勢力的にするが表現分野を音楽から染色に転換。1999年、栗山工房にて型染の修業を始める。和染紅型を継承し独自の世界を志し研鑽中。