※本イベントは配信のみでご参加いただけるイベントです。詳細につきましてはページ下部をご確認ください。
「知識とは何か」という根源的な問いをめぐって、古代からの長い歴史を持つ認識論。
英米ではいまも現代認識論が盛んに論じられていますが、日本語で読める本はなかなかなく、入門書と言えば戸田山和久先生の『知識の哲学』(産業図書、2002年)ただひとつ、という状況が長らく続いてきました。
そんななか、今年8月に満を持して刊行されたのが、上枝美典先生の手による『現代認識論入門』です。
ゲティア問題以降の認識論の道筋をたどり、文脈主義や徳認識論、知識第一主義といった最新の動向までを丁寧に解説しています。
『知識の哲学』から18年を経て、現代認識論のダイナミックな展開を一望のもとに見渡せる入門書が、ついに刊行になりました。
そして9月末には、同じ上枝先生の翻訳による、ジョン・グレコ『達成としての知識』も刊行されます。
こちらはチザムやソウザの議論を踏まえた新しい立場から徳認識論を擁護する専門書で、現代認識論の一つの到達点を示しています。
今回は上枝美典先生によるこの二冊の本の刊行を記念して、『知識の哲学』の戸田山和久先生、さらに司会として『認識論を社会化する』の伊勢田哲治先生をお招きし、認識論の現状と今後の展望を3人で縦横に語り合っていただきます。
認識論は『知識の哲学』でかじっただけという方、今まで読んだことがないという方にも、認識論の面白さや奥深さを味わっていただける機会になるはずです。
ぜひふるってご参加ください!
【出演者プロフィール】
上枝美典(うええだ・よしのり)
1961年生まれ。1990年、京都大学大学院文学研究科単位取得退学。
1996年、フォーダム大学大学院哲学研究科退学。
現在、慶應義塾大学文学部教授。
著書:『「神」という謎[第二版]』(世界思想社)ほか。
訳書:チザム『知識の理論 第3版』(世界思想社)、バンジョー&ソウザ『認識的正当化』(産業図書)ほか。
戸田山和久(とだやま・かずひさ)
1958年生まれ。1989年、東京大学大学院人文科学研究科単位取得退学。
現在、名古屋大学大学院情報科学研究科教授。
著書:『知識の哲学』(産業図書)、『論理学をつくる』(名古屋大学出版会)、『新版 論文の教室』(NHKブックス)、『哲学入門』(ちくま新書)、『教養の書』(筑摩書房)ほか。訳書:ラウダン『科学と価値』(勁草書房)、デネット『自由の余地』(名古屋大学出版会)ほか。
伊勢田哲治(いせだ・てつじ)
1968年生まれ。1999年、京都大学大学院文学研究科単位取得退学。
2001年、メリーランド大学よりPh.D.(philosophy)取得。
現在、京都大学大学院文学研究科准教授。
著書:『疑似科学と科学の哲学』(名古屋大学出版会)、『認識論を社会化する』(名古屋大学出版会)、『動物からの倫理学入門』(名古屋大学出版会)、『倫理学的に考える』(勁草書房)、『哲学思考トレーニング』(ちくま新書)ほか。
訳書:ウィリアムズ『道徳的な運』(勁草書房)ほか。
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【配信での参加につきまして】
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【キャンセルにつきまして】
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時間 _ 15:00~17:00 (14:30開場)
場所 _ 本屋B&B
世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F
▼入場料
■リアルタイム配信1500円
■リアルタイム配信1500円+『現代認識論入門』(2600円)付チケット
■リアルタイム配信1500円+『達成としての知識』(4500円)付チケット
■リアルタイム配信1500円+『現代認識論入門』&『達成としての知識』(7100円)付チケット
(いずれも税別)