2020年11月18日(水)

「命の閉じ方について考える」第二弾 久坂部羊さんによるリアル & リモート・ト-クイベント 「善意の罪」(文藝春秋)刊行記念

【隆祥館書店】
今回は、前回のイベントで取り上げた佐々涼子著『エンド・オブ・ライフ』に続いて「命の閉じ方について考える」第二弾。
『善医の罪』の発刊記念を兼ねて開催します。

以下は、久坂部羊先生からのメッセ-ジです。

『善医の罪』
この小説は2002年に発覚した「川崎協同病院事件」をモデルにした実話小説です。

登場人物や病名等はフィクションですが、主治医が善意で行った尊厳死を、3年後に麻酔科医が悪意をもって院長に内部告発し、彼女をやめさせるよう強要したのは事実です。

また、主治医に感謝していた遺族が、賠償金が得られるとわかるや豹変したのも事実です。
100%患者さんのことを思ってした医療行為なのに、人間関係と金銭のからみで、主治医が殺人医師として訴追され、有罪判決が下されたことに、私は医師としても小説家としても、黙っていられないものを感じました。

人の最期を看取る医療について、この小説で読者の皆さんにも考えていただければと思っています。

いつ病いに侵されるかは、誰にもわかりません。
若い方からご高齢の方まで命の閉じ方について考えることができたらと思い企画しました。
この機会にぜひ!

【著者プロフィール】 
久坂部羊(くさかべ・よう)
1955年大阪府生まれ。医師、作家。大阪大学医学部卒。
二十代で同人誌「VIKING」に参加。外務省の医務官として九年間海外で勤務した後、高齢者を対象とした在宅訪問診療に従事していた。
2003年、老人の麻痺した四肢を切り落とす医師が登場する『廃用身』で作家デビュー。
2004年、『破裂』で大学病院の実態を克明に描き、超高齢社会の究極の解決法をさぐる医療小説で注目された。
2014年、『悪医』で第三回日本医療小説大賞受賞。

聞き手:二村知子 (ふたむら ともこ)
井村雅代コーチ(当時)に師事し、シンクロナイズドスイミングを始め、現役時代はチーム競技で2年連続日本1位、日本代表として2年連続世界第3位に。
現役引退後、隆祥館書店に入社。
2011年から「作家と読者の集い」と称したト-クイベントを開催。
2016年からは「ママと赤ちゃんのための集い場」を毎月開き、2019年4月からは、宝上真弓先生と子育てに悩む親御さんのために絵本選書の無料サ-ビス、2020年6月より、お客様からのリクエストを受け一万円選書を始めている。

【テ-マ「命の閉じ方について考える」第二弾】
「善意の罪」文藝春秋 刊行記念
久坂部羊さんによるリアル&リモート・ト-クイベント

開催日: 2020年11月18日 水曜日
時間:19:00~21:00
隆祥館書店多目的ホ-ルからリアル&リモ-トで配信
(要予約・事前購入制とさせていただきます。申込み順)
隆祥館書店多目的ホ-ルにて、限定25名リアルトークイベント
隆祥館書店からリモ-トで配信

▼リアルトークイベント
費用:3,500円
(内訳:参加費1,630円+本代「善医の罪」1,870円

▼リモートトークイベント
費用:3,500円
(内訳:参加費1,130円+「善医の罪」1,870円+送料及び手数料500円)
(要予約・事前購入制とさせていただきます。申込み順)

*振込先 三井住友銀行上町支店
(普通) 1353923
カ)リュウショウカンショテン

※ リモートトークイベントに、参加ご希望の方は、あらかじめZOOMのインスト-ルをしておいて下さい。
※ 参加者は、弊社が送付するメールに記載のアドレスからzoomにご参加いただき、開始時間までにIDとパスワードをご入力のうえお待ちください
※店頭もしくは、メ-ルで、お名前・ご住所(郵便番号含む)・お電話番号を明記の上、お申込み下さい。(メ-ル送信及び遠方の方への送品のため)
※お申し込みの手続きを完了しているのに、こちらからの連絡のない場合は、恐れ入りますが、トラブルを避けるためにもイベントの3日前までにお電話にて、ご一報いただけますようお願い致します。

申込み・お問合せ:隆祥館書店 TEL:06-6768-1023 
住所:大阪市中央区安堂寺町1-3-4 谷町6丁目⑦番出口向かい
*Eメ-ルryushokan@eos.ocn.ne.jp
主催: 隆祥館書店      協力:文藝春秋

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