2020年11月27日(金)

上間陽子 × 信田さよ子トークイベント「言葉を失ったあとに――ひとの言葉を聞くとはどういうことか」 『海をあげる(筑摩書房)』刊行記念


上間陽子さんのエッセイ集『海をあげる』の刊行を記念して、信田さよ子さんとのトークイベントを開催します。

『海をあげる』は、沖縄での自身の生活について、2018年12月14日の辺野古への土砂投入の日から1年あまりにわたって書かれたものです。
言葉を失うような現実を前にして、上間さんは「自分の声を聞きとるような日々でした」と振り返っています。

子どもの成長、暴力、沖縄の歴史――。
本書のテーマは多岐にわたりますが、全体を貫くひとつのモチーフとして「聞く」という行為があります。
前著『裸足で逃げる』では沖縄の風俗業界で働く女性たちの声を聞くことが主題でしたが、今作では範囲を広げて、生活全般に響く声を聞いていたという気もします。

信田さよ子さんは、日本の依存症臨床を牽引してきた方で、「ひとの言葉を聞く」ことの専門家です。
そんな信田さんに、上間さんのお話を聞いていただくというたいへん贅沢なイベントです。

お二人は、今回が初顔合わせになります。どうぞ、ご期待ください。

※WEB会議ツール「Zoom」を使用して実施します。passmarket-master@mail.yahoo.co.jp (配信専用アドレス)より前日21時過ぎと当日17時過ぎにウェビナー登録のURLをお送りします。どちらかで登録をお願いいたします。(URLの共有は禁止いたします。)
※インターネットに接続したパソコンや、タブレット端末、スマートフォンが必要になります。
※スマートフォン、タブレット端末の場合、事前に「Zoom」のアプリダウンロードが必要です。

【プロフィール】
上間陽子(うえま・ようこ)
琉球大学教育学研究科教授。
著作に『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』(太田出版)、共著に『地元を生きる 沖縄的共同体の社会学』(ナカニシヤ出版)など。

信田さよ子(のぶた・さよこ)
原宿カウンセリングセンター所長、公認心理師・臨床心理士。
著作に『後悔しない子育て』(講談社)、『性なる家族』(春秋社)、『カウンセラーは何を見ているか』(医学書院)など。

日程 / 2020年11月27日 (金)
時間 / 19:00~20:30
料金 / 1,320円(税込)
定員 / 300名様
会場 / ※WEB会議ツール「Zoom」を使用して実施します。

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