2021年1月22日(金)

三浦しをん × 柳瀬博一「首都圏の地政学! 16号線、どうでしょう。」 『国道16号線』(新潮社)刊行記念

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※本イベントはリアルタイム配信でご参加いただけるイベントです。詳細につきましてはページ下部をご確認ください。
 
2020年11月に、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院でメディア論を教えている柳瀬博一さんの著書『国道16号線―「日本」を創った道―』が刊行されました。
 
この刊行を記念したトークイベントをB&Bで開催いたします!
 
「国道16号線」とは?
国道16号線は、東京の郊外をぐるりと巡る全長330キロの環状道路です。
 
この道の通る「16号線エリア」とも呼ぶべき地域は、日本の歴史においてきわめて重要なところであり続けました。カギを握るのは「地形」。
 
旧石器時代から縄文、弥生、古墳時代と人々が住み続け、畿内に政治の中心があった時代にも、のちの武士階級となる地方豪族たちが群雄割拠していました。
源頼朝が制し、太田道灌、後北条、そして徳川家康が江戸をつくるうえで重要拠点としたのもこのエリアでした。
明治以降の富国強兵も殖産興業も、この道が支えました。
最大の輸出産業となった養蚕と生糸を結ぶ「シルクロード」も、日本と世界をつないだ横浜港も、軍事拠点である横須賀、そしてその後の軍用航空基地も、すべてこの地が舞台なのです。
 
戦後は、横須賀、横浜、福生などが米軍基地に、同時に、アメリカ文化の発信地となり、音楽や映画、ファッション、小説など日本の文化に大きな影響を与え、モータリゼーションと郊外経済の牽引役として、そして東京のベッドタウンとしていまも日本の経済において大きな地位を占めています。
 
16号線エリアの生んだ小説
ひょんなことから、柳瀬さんの「国道16号線の話」を聞くようになり、大いなる興味を長年もっていらしたという、町田で育った三浦しをんさん。
直木賞受賞作の『まほろ駅前多田便利軒』シリーズなど、町田や16号線エリアを舞台にした作品も数多く書かれています。
 
そのお気持ちは、同書帯文で「ビバ16号線! 今後は『16号線育ちです』と胸を張ります!」と応援するほどのもの。
 
その16号線愛や、エリアをどう観察されてきたかのご経験談などをうかがってみようという壮大な試みの場が、このイベントです。
土地の持つ力はいかに創作活動のエネルギーになるのだろうか。
おふたりが縦横無尽に語りつくす夜、お楽しみに。
 
【出演者プロフィール】
三浦しをん(みうら・しをん)
1976年東京生れ。
2000年、書下ろし長篇小説『格闘する者に○(まる)』でデビュー。
2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞、2012年『舟を編む』で本屋大賞、2015年『あの家に暮らす四人の女』で織田作之助賞、2018年『ののはな通信』で島清恋愛文学賞、河合隼雄物語賞、2019年『愛なき世界』で日本植物学会賞特別賞を受賞。
他に小説に『風が強く吹いている』『きみはポラリス』『仏果を得ず』『光』『神去なあなあ日常』『木暮荘物語』など、エッセイに『本屋さんで待ちあわせ』『ぐるぐる♡博物館』『のっけから失礼します』『マナーはいらない 小説の書きかた講座』などがある。
町田で育ったことから町田への愛が深く、のみならず「16号線エリア」を舞台にした作品も多い。
「16号線作家の代表格」と柳瀬さんが勝手に呼ぶ所以である。
 
柳瀬博一(やなせ・ひろいち)
東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授(メディア論)。1964年生まれ。
慶應義塾大学経済学部卒業後、日経マグロウヒル社(現・日経BP社)に入社し『日経ビジネス』記者を経て単行本の編集へ。
『小倉昌男 経営学』『日本美術応援団』『社長失格』『アー・ユー・ハッピー?』『流行人類学クロニクル』『養老孟司のデジタル昆虫図鑑』などを担当。
「日経ビジネス オンライン」立ち上げに参画、のちに同企画プロデューサー。
TBSラジオなどでパーソナリティとしても活動。
2018年3月、日経BP社を退社、同4月より現職。
共著書に『インターネットが普及したら、ぼくたちが原始人に戻っちゃったわけ』『「奇跡の自然」の守りかた』『混ぜる教育』。
国道16号を、地政学的に読み解くことに邁進して早20年。
ついに『国道16号線』を上梓することになり、これまで以上に情報発進の勢い(おしゃべり、とも言う)が止まらない。
 
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【配信での参加につきまして】
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【書籍付きチケットのご案内】
・柳瀬博一著『国道16号線―「日本」を創った道―』を、イベントの配信チケットとセットで販売いたします
・書籍はイベント後の発送となります
・ご記入いただいた住所は、書籍発送以外の目的には使用しません
・書籍は、B&Bからの発送となります
 
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・ご購入直後にイベント配信用のURLが送信される都合上、お客様都合によるキャンセルは承っておりません。何卒ご了承ください
 
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時間 _ 20:00~22:00
場所 _ リアルタイム配信
▼入場料
■配信参加:1,650円
■書籍つき配信参加:1,650円+『国道16号線』1595円※イベント後の発送です
いずれも税込

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