神保町ブックセンターでは2019年より、様々な立場の当事者や支援者、専門家をお招きし、多用な人々が共に暮らせる社会実現のため参加者とともに考えるトークイベント【本の街で、こころの目線を合わせる】を開催してきました。
今回は『人は見た目!と言うけれどー私の顔で,自分らしくー』(岩波ジュニ新新書)の刊行を記念し、著者でNPO法人マイフェイス・マイスタイ(MFMS)代表の外川浩子さん、そしてLGBTエンタメサイト『やる気あり美』 編集長の太田尚樹さんをお招きします。
先天的または後天的な理由で見た目に目立つ症状を持つ人々がぶつかる困難を中心に、当事者たちの置かれた状況について、会場、オンライン参加者の皆様と共に考えていきたいと思います。
進行役は、MFMSアドバイザー、映像作家、経営コンサルタントの朴 基浩さん。
【プロフィール】
外川 浩子(とがわ ひろこ)
NPO法人マイフェイス・マイスタイル(MFMS)代表。東京都墨田区生まれ。
20代の頃につきあった男性の顔に大きな火傷の痕があったことがきっかけで、見た目の問題に関心をもつようになる。
一緒に街を歩いているときも、電車に乗っているときも、たくさんの人たちの視線を感じ、「人って、こんなに無遠慮に見てくるんだ!?」という驚きと、見られ続けるストレスにショックを受ける。
2006年、実弟の外川正行(とがわまさゆき)とマイフェイス・マイスタイルを設立。
見た目に目立つ症状をもつ人たちがぶつかる困難を「見た目問題」と名づけ、交流会や講演などを通して問題解決をめざし、
「人生は、見た目ではなく、人と人のつながりで決まる」と伝え続けている。
NPO法人マイフェイス・マイスタイル(MFMS)
Webサイト
Twitter
Facebookページ
Email info@mfms.jp
著書:『人は見た目!と言うけれど―私の顔で、自分らしく―』2020年11月刊行 岩波書店(岩波ジュニア新書)
※岩波書店のウェブサイトで試し読みができます。
協力:『顔ニモマケズ―どんな「見た目」でも幸せになれることを証明した9人の物語 』
水野敬也・著(2017年2月刊行、文響社)
太田 尚樹(おおた なおき)
LGBTエンタメサイト『やる気あり美』 編集長。
神戸大学卒後、リクルートに入社。
2年で退社しLGBTクリエイティブチーム「やる気あり美」を発足。
同名メディア編集長に就任。文芸誌での連載や脚本制作など、幅広い執筆活動に従事するかたわら、企業や自治体にてLGBT研修も行う。
雑誌ソトコトにて「ゲイの僕にも、星はキレイで、肉はウマイ。」を連載中。
朴 基浩(ぱく きほ)
MFMSアドバイザー、映像作家、経営コンサルタント。
立命館アジア太平洋大学(APU)卒業後、通信制や定時制の高校生が卒業後に進路未決定にならないための活動を展開すべく、NPO法人D×P(現:認定NPO法人D×P)を設立。
学校とのプログラム連携、TEDスピーチへの出演、世界会議への日本代表として出席。
2015年9月に代表を退任後、映像制作活動をはじめる。
監督を務めたCMが宣伝会議主催「ものがたりアワード」にてグランプリを受賞。
現在は多様なジャンルの映像制作や構成を手掛ける他に、海外メディアのローカルコーディネーターやNPOへのコンサルティングも行っている。