2015年10月23日(金)

湯浅誠×社会を変える読書会 「社会活動家・湯浅誠さんと読む、日本の貧困」

僕らの声は、なぜ社会になかなか届かないのか。「社会を変える読書会」では、変わらない現実を踏まえつつ、それでも次の一歩を考えるために、ゲストをお招きし、本を読むことから社会変革のタネや考え方、方法を探ってきました。

これまでにお招きしたのは、開沼博(社会学者)さん、池本修悟(コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン副代表)さん、関谷昇(千葉大准教授)さん、林晟一(批評家)さん、初沢亜利さん(写真家)。少人数制でやってきましたが、今回は、拡大版で読書会をB&Bで公開!

社会変革といえばこの方、生活困窮者の支援を行うNPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局長として格差問題に取り組んできた社会活動家の湯浅誠さんをお招きします。

このイベントでは、ゲストに予めお薦め本を紹介していただいています。
今回、湯浅誠さんが選んだ5冊の本は、こちら。

【お薦め本】
1)湯浅誠『ヒーローを待っていても世界は変わらない』(朝日文庫)
2)湯浅誠『反貧困』(岩波新書)
3)井手栄策『財政赤字の淵源』(有斐閣)
4)C・K・プラハラード『ネクスト・マーケット』(英治出版)
5)ロバート・チェンバース『参加型ワークショップ入門』(明石書店)

これらの本を読んでから参加されるとより理解が深まりますが、冒頭にまとめレビューを行いますので、読まなくても参加可能です。

このイベントでは、ゲストに推薦本を紹介していただきつつ、読書会主催の横尾(港区議、greenbird代表)、細川(政策コンサルタント)、末澤(編集者)の3人が、それぞれの立場から論点を掘り下げたり、広げたりしながら、深い読みのお手伝いをしています。

著書のなかで、「民主主義とは、高尚な理念の問題と言うよりはむしろ物質的な問題であり、その深まり具合は、時間と空間をそのためにどれくらい確保できるか」と語る湯浅さん。どこかのだれかにお任せする社会はもうやめにして、自分たちの手で、自分たちの社会をつくるきっかけを、1冊の本から。そんなきっかけが見つかる時間、そして場を目指します。

◯湯浅誠さんよりメッセージ
当日は、貧困問題を解決していくためにも民主主義の成熟が必要という視点で、どちらかというと、後者に重点のある話をみなさまとさせていただければと思っています。よろしくお願いします。

【プロフィール】
・湯浅誠(ゆあさ・まこと)
社会活動家/法政大学教授1969年東京都生まれ。東京大学法学部卒。2008年末の年越し派遣村村長を経て、2009年から足掛け3年間内閣府参与に就任。内閣官房社会的包摂推進室長、震災ボランティア連携室長など。政策決定の現場に携わったことで、官民協働とともに、日本社会を前に進めるために民主主義の成熟が重要と痛感する。
現在、法政大学現代福祉学部教授の他、NHK第一ラジオ「マイあさラジオ」、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」レギュラーコメンテーター、「ラジオフォーラム」レギュラーパーソナリティー、日本弁護士連合会市民会議委員。
著書に『ヒーローを待っていても世界は変わらない』(朝日文庫)、第8回大佛次郎論壇賞、第14回平和・協同ジャーナリスト基金賞受賞した『反貧困』(岩波新書)など多数。

・社会を変える読書会
「Reading for Change〜社会を変える読書会」。政治・経済・社会の分野で活躍されている各界のトップランナーのガイドで書籍をひも解き、確実に「社会を変える」ための方法と効果的な動き方について具体的な実践論を探っています。東京都港区議会議員の横尾俊成、政策支援合同会社の細川甚孝、産学社の末澤寧史によるコラボレーション企画。

横尾俊成(よこお・としなり)
東京都港区議会議員、NPO法人グリーンバード代表。1981年、神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学大学院人間科学研究科修了。2005年、博報堂に入社。2010年、博報堂を退社し、NPO法人グリーンバードの代表に。無所属で港区議会議員選挙に立候補し当選。現在2期目で、保健福祉常任委員、建設常任委員、まちづくり・子育て等対策特別委員長等を歴任。著書に『「社会を変える」のはじめかた』(産学社)

細川甚孝(ほそかわ・しげのり)
政策支援合同会社代表。1971年秋田県仙北市生まれ。農林水産省系列のシンクタンクを皮切りに、様々なコンサルティング/シンクタンクでリサーチャー及びコンサルタントとして、地域活性化、行政評価、総合計画などの策定支援の業務に従事。2012年独立。現在では、自治体での公共経営に関する研修講師、様々な民間企業での社内コンサルタントとしても活動。早稲田大学パブリックサービス研究所招聘研究員(兼任)、行政経営フォーラム会員。都留文科大学文学部社会学科卒業、上智大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程満期退学、早稲田大学大隈記念大学院公共経営研究科修了。

末澤寧史(すえざわ・やすふみ)
編集者。1981年、北海道札幌市生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。画家を目指すが挫折し、ライターを経て、編集者となる。現在、産学社で主に社会書を手がけている。担当書籍は、横尾俊成著『「社会を変える」のはじめかた』、玉村雅敏編著『ソーシャルインパクト』、椿昇著『飛び立つスキマの設計学』他。

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