このたびGINZA ATRIUMでの森山安英「光ノ表面トシテノ銀色」展の開催に際し「集団蜘蛛、その時代」と題したトークイベントを開催いたします。
森山氏の生涯は、大学を除籍となり、山籠もりの生活から「反芸術」を掲げた過激なパフォーマンス、そして逮捕や裁判に至り、本展で公開している作品群の制作まで、センセーショナルな活動が注目されています。彼が活動していた集団蜘蛛のパフォーマンスやその時代背景から、なぜそのような行動に至り、美術のムーブメントが当時どのように動いていたのかを考えます。
今回のトークでは、展覧会の企画にご協力いただいている、北九州市・小倉のGALLERY SOAPディレクターである宮川敬一氏、『現代美術史』著者の山本浩貴氏のお二人にご登壇いただき、『美術手帖』総編集長の岩渕貞哉がモデレーターをつとめます。
「美術とは何か」「芸術とは何か」という問いに挑んだ作家の活動から、今を生きるわれわれが何を捉えるべきなのか、あらためて考える機会になれば幸いです。
[開催概要]
日時 2021年4月17日(土) 開場:12:30 開演:13:00/終了予定:14:00
場所 GINZA ATRIUM
参加費 無料 ※会場での観覧
>お申込みはこちらより<(外部サイト Peatixでのお申込みとなります。)
配信 トークの様子はYouTube銀座 蔦屋書店チャンネルでも同時配信いたします。
YouTube 銀座 蔦屋書店チャンネル
※撮影、録音はお控えください。
※申し込みは先着順とさせていただきます。
【プロフィール】
宮川敬一(みやがわ けいいち)
1997年より北九州のアーティストランスペース GALLERY SOAPのディレクターとして、数多くの展覧会や音楽イベント、上映会、シンポジウム等を企画している。
また、オンラインプロジェクト、キャンディファクトリープロジェクトの古郷卓司、東京藝術大学教授の毛利嘉孝等と共同で2007年から2016まで北九州ビエンナーレを主催。
2011年からはアーティストの佐々木玄、中国のキュレーター ニークンとアジア地域のアーティストや研究者等と共同で企画される中国、台湾、タイ、インドネシア、日本を巡回するアートプロジェクト HOTEL ASIA PROJECTを企画している。
GALLERY SOAPで企画した主なアーティストは: Dan Graham (USA), Peter Halley (USA), Philip Horst (Germany), Federico Baronello (Italy), Jesper Alvaer (Norway), candy factory (Japan)、藤浩志 (Japan)、江上計太、大友良英、足立正生、森山安英など多数。
また、アーティストユニット、SECOND PLANETのメンバーでもあり、彼の作品は、東京藝術大学、あいちトリエンナーレ、LP Art Space (中国)、バンコク大学ギャラリー(タイ)、アジア アートアーカイブ (香港)、北九州ビエンナーレ、テグフォトビエンナーレ(韓国)ZK/Uベルリン(ドイツ)、オルガンハウス(中国)などで発表されている。
山本浩貴(やまもと ひろき)
1986年千葉県生まれ。
一橋大学社会学部卒業後、ロンドン芸術大学チェルシー・カレッジ・オブ・アーツにて修士号・博士号取得。
2013~18年、ロンドン芸術大学トランスナショナル・アート研究センター博士研究員。
韓国のアジア・カルチャーセンター研究員、香港理工大学ポストドクトラル・フェロー、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科助教を経て、21年より金沢美術工芸大学美術工芸学部美術科芸術学専攻・講師。
著書に『現代美術史 欧米、日本、トランスナショナル』(中央公論新社 、2019)、“Media Culture in Transnational Asia: Convergence and Divergence” (Rutgers University Press, 2020)など。
岩渕貞哉(いわぶち ていや)
「美術手帖」総編集長。1975年横浜市生まれ。
1999年慶応義塾大学経済学部卒業。
2008年に編集長となり、2019年より現職。
同年、アートECサイト「OIL by 美術手帖」をローンチ、あわせてリアルストアを渋谷パルコにオープン。
また、公募展の審査員やトークイベントの出演など、幅広い場面でアートシーンに関わる。
[参加条件]
イベントチケット予約・販売サービス「Peatix」にてお申込みいただいたお客様