【BOOKSHOP TRAVELLER】
このたび、下北沢の本屋さんBOOKSHOP TRAVELLERではビジネス&カルチャーブック『tattva』の創刊を記念したブックフェアを開催いたします。『tattva』はもちろん、BOOKSHOP TRAVELLERの店主たちによる選書をご紹介します。ここでしかできない選書体験、そして店主の選書を通じて見えてくる新しい『tattva』の魅力をどうぞお楽しみください。
2021年4月。
雑誌『tattva』が誕生しました。
タットヴァと読みます。サンスクリット語で「それがそれとしてあること」を意味する「tattva」と、日本語の尊ぶ(たっとぶ)からきています。季刊です。
「物事をゆっくりと見つめながら共生と共創を目指していきたい」という想いが込められていてます。生活や価値観の選択肢がたくさん渦巻く中で、一体、社会と関係をどのように築いていけばいいのか? いますぐには答えが出せないことに対峙するため、ビジネス/アート/テクノロジー/ポップカルチャーなど様々な切り口から多様な視点を発信してくれる雑誌です。
創刊号のテーマは「なやむをなやむのはきっといいこと」。
「なやみ」について悩みながら考える特集です。
今日はどの洋服を着ようかな、一駅電車に乗るか、歩くか…夕ごはんは何をつくろう、地元にとどまろうか、移住をしようか、愛を伝えるにはどうすればいいんだ…などなど、日々、大小問わず悩みは存在し、選択しなければならない場面に突き当たりますよね。『tattva』が創刊された2021年は東日本大震災から10年という節目。さらに、まだまだ猛威を振るうコロナとの生活を余儀無くされている最中です。眼前には「なやみ」が立ちはだかりますが、それは、みんなで協力しあい、考え合うからこそ生まれるのかもしれません。
BOOKSHOP TRAVELLERには、もうすぐ100に届こうとする、りんご箱大の本に関するお店が軒を連ねています。まさに、『tattva』のコンセプトである「共生と共創」が実際に沸き起こっている本屋さんです。ひとつひとつのお店は小さいかもしれないけれど、小さいからこそ各店主の選書力が光っているとともに、本を「尊んでいる」お店ばかりです。さらに、これからの本屋さん、そして本について、みんなで「なやみ」を共有して、一緒に悩みながら前進しています。
今回のフェアでは、店主たちが『tattva』創刊号のテーマ「なやむをなやむのはきっといいこと」から着想を得た一冊を選んでくれました。みなさんの「なやむ」に寄り添う本と出会っていただけますように。
最後に。本フェアのスタートは3回目の緊急事態宣言発令中です。開催すべきか……延期すべきか……「なやみ」ました。しかし、BOOKSHOP TRAVELLERが通常通り開店する判断をされたことを受け、『tattva』フェアも街灯りとしての本屋さんの灯りのひとつになろうと決めました。なかなか外出はできない、だけど、どこかで開催されている、どこかで本が待っている、そんな事実がみなさんの心にとってのあたたかい光になれることを祈っています。
ブックフェア詳細
ビジネス&カルチャーブック『tattva』 創刊記念ブックフェア
BOOKSHOP TRAVELLER メンバーが選ぶ
「なやむをなやむのはきっといいこと」 という気持ちに寄り添う本
会期:2021年5/3(月)〜5/31(月)12:00〜19:00
※水・木休み。定休日でも店主がいる場合はオープンするので、BOOKSHOP TRAVELLER 各種SNSで最新情報をご確認ください。
※5/12(水)&5/13(木)12:00〜17:00はオープンします。本屋しゃんが1日店主です。時間が通常より短いのでご注意ください。
会場:BOOKSHOP TRAVELLER内
前期 5/3(月)〜5月23日(日)ギャラリーC(店内入ってすぐ右側)
後期 5/24(月)〜5月31日(月)店内一番奥のフェアコーナー
住所:155-0031 東京都世田谷区北沢2丁目30−11BALLOND’ESSAI ART GALLERY 3F 奥
https://wakkyhr.wixsite.com/bookshoptraveller
協力:株式会社BOOTLEG https://bootleg.co.jp/news/2021/03/02/tattva-vol-1/
企画・主催:本屋しゃん