2021年6月7日(月)

高口康太 × 安田峰俊 × 山谷剛史「B級中国2021夏 スゴイ! トホホ! 正直しんどい! から語る中国の今と未来」

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※本イベントはリアルタイム配信とアーカイブ(2週間)でご参加いただけるイベントです。
詳細につきましてはページ下部をご確認ください。

新型コロナはどこ吹く風。中国は、ますます自信がみなぎっています。

いわゆる第三世界の国々も中国とは無縁ではなく、中米カリブ海のセント・ヴィンセント及びグレナディーン諸島や、アフリカのナイジェリア、エチオピアにも中国の影響は及び、孔子学院は増え、武侠小説などコンテンツが海を渡り、インフラを作り、ますます中国が無視できなくなっています。

もっとも、そんな中国の未来は世界がうらやむものかというと、男余りで結婚少・離婚増の状況に加え、統計発表からは人口減少がスタートした疑惑がぬぐいきれません。

新疆ウイグル自治区のセンシティブな話題を巡って、中国はこれに「触れるな」、アメリカは逆に「触れろ」と、米中両陣営が企業に踏み絵を突きつけています。

新疆綿をボイコットしたH&Mのショップは中国でネット検索さえできなくなり、ECサイトから締め出され、契約ライバーはアパレルショップ店内で板挟みで固まるという、2020年型の中国式村八分を受けました。
日本も例外ではなく、ユニクロも問題の矢面に立たされています。

中国の実験的インターネットではライブコマースや生鮮ECが普及。
ライブコマースは人気ライバー億単位でモノ売る「S級中国」と、ニセ日本人演じる中国人がニセ日本商品を売る「B級中国」が混在。

顔認証のテクノロジーが向上する一方、市井の中国人は個人情報漏洩にNOを突き付けはじめました。
あまりのスピードの変化にアリババのトップのジャック・マー氏だけでなく、アリババを追う拼多多のトップも、Tik Tokのバイトダンスのトップも中年にして引退し、第二の人生を歩みだす始末です。

どうにも中国の存在感が巨大化してビジネスチャンスが増える一方、息苦しさが増しています。
まだまだコロナで中国に行けない状況が続く中、「スゴイ」と「トホホ」を併せ持つ中国とどう向き合えばいいのか、どう見ていけばいいのか。

大宅賞・城山賞をダブル受賞した作品の完全版『八九六四 完全版 「天安門事件」から香港デモへ』や、在日中国人・ベトナム人社会に触れた『「低度」外国人材』、さらに『現代中国の秘密結社』『中国vs. 世界』と出版ラッシュの安田峰俊さん。

高須正和さんとの編著『プロトタイプシティ 深圳と世界的イノベーション』で大平正芳記念賞特別賞を受賞した高口康太さん。

『中国のITは新型コロナウイルスにどのように反撃したのか? 中国式災害対策技術読本』ほか、36krやファーウェイの特別解説員になっている山谷剛史さん。

中国を見続け、その時々で中国言論のがけっぷちを歩くいつもの「中国おっさんライター」3人が、最新のB級中国をオンラインで縦横無尽に語り合います。

※ツイッターハッシュタグ
#B級中国

【出演者プロフィール】
高口康太(たかぐち・こうた)
ジャーナリスト、千葉大学客員准教授。1976年生まれ。
二度の中国留学を経て、中国の経済、社会、文化を専門とするジャーナリストに。
雑誌、ウェブメディアに多数の記事を寄稿している。
著書に『なぜ、習近平は激怒したのか――人気漫画家が亡命した理由』『現代中国経営者列伝』、共編著に『幸福な監視国家・中国』『プロトタイプシティ 深圳と世界的イノベーション』など。

安田峰俊(やすだ・みねとし)
ルポライター。立命館大学人文科学研究所客員協力研究員。1982年生まれ。
著書『八九六四 「天安門事件」は再び起きるか』が第50回大宅壮一ノンフィクション賞、第5回城山三郎賞を受賞。
2021年は『現代中国の秘密結社 マフィア、政党、カルトの興亡史』(中公新書ラクレ)、『「低度」外国人材 移民焼き畑国家、日本』(KADOKAWA)、『八九六四 完全版 「天安門事件」から香港デモへ』(角川新書)、『中国vs-世界 呑まれる国、抗う国』(PHP新書)を続々と刊行。

山谷剛史(やまや・たけし)
フリーランスライター。1976年生まれ。
2002年より中国雲南省昆明市を拠点に活動も現在日本。
中国、インド、アセアンのITや消費トレンドをIT系メディア・経済系メディア・トレンド誌などに執筆。
メディア出演、講演も行う。
著書に『中国のITは新型コロナウイルスにどのように反撃したのか?』『中国のインターネット史 ワールドワイドウェブからの独立』など。

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時間 _ 20:00~22:00
場所 _ リアルタイム配信
▼入場料
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■配信参加+サイン本(『プロトタイプシティ』 1,500yen+2,400yen(税別)送料込
■配信参加+サイン本(『八九六四 完全版 「天安門事件」から香港デモへ』 1,500yen+1,000yen(税別)送料込
■配信参加+サイン本(『中国vs.世界 呑まれる国、抗う国』 1,500yen+920yen(税別)送料込
■配信参加+サイン本(『「低度」外国人材 移民焼き畑国家、日本』 1,500yen+1,800yen(税別)送料込
■配信参加+サイン本(『現代中国の秘密結社』 1,500yen+920yen(税別)送料込
■配信参加+サイン本(『中国のインターネット史』 1,500yen+840yen(税別)送料込

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