【ジュンク堂書店 池袋本店】
9Fギャラリースペース
『万葉集』から現代の歌まで。異なる時代に生まれた和歌や短歌をならべて比べ、その共通性を読み解いた『つながる短歌 人々が心を燃やして詠んだ三十一文字』(あんの秀子/朝日新聞出版)の発売を記念して、この本に掲載したトリノコさんの原画展が開催されます。
情熱的な恋、美しい桜、秋の訪れ、富士山、母への思い――。
和歌・短歌には、時代を超えても変わらない、日本の美しい原風景や心に去来する様々な感情が読まれています。
トリノコさんが描いたのは、これらの歌を表情豊かに抽象化したイラスト。鳥、猫、羊など、トリノコさんに命を吹き込まれたかわいらしい動物たちが生き生きと登場します。謄写版ならではのやさしいタッチにも惹きつけられます。
期間中は特別に『つながる短歌』の色校正も展示。本書は一般的なCMYKのプロセスインクではなく、すべてを特色(発色よく調合されたインク)に置き換えた特別な印刷を行っています。折り(※)によって巧みに変わる配色テクニックを、ぜひご覧ください。
※印刷用の紙の単位。基本的に16ページで1折。
もちろんトリノコさんのオリジナル原画も展示。また、原画と同じ謄写版印刷で制作されたポストカードや、木彫りのブローチなど、オリジナルグッズも多数取り揃えました。トリノコさんや本書の担当編集の推薦書籍も陳列され、トリノコさん×短歌の世界に浸れるはずです。
自粛疲れの癒しにぜひお越しください。
原画展は7月2日(金)~8月1日(日)まで開催されます。
トリノコ
www.torinoko.info