いま何か決定的な変化が起きています。
それはここ数年の突発的な出来事によって引き起こされたものではなく、かつてから積み重なってきた変化がいまある水位に到達し、会社、ビジネス、産業、社会のあり方を次々に転換し始めてるものです。
その変化とはデジタル化であり、その積み上がってきたものとは、ゼロイチしか理解できないコンピュータの物理層を基礎として、その能力を人間の実課題の解決につなげようという、取組の積み重ねです。
しかし、DXという言葉は、例えばハンコを無くす、FAXをやめる、リモート会議をやる、など多くの場合「デジタル技術を活用して業務改善をやります」ということや、「AIを使って新製品開発をする、データ利活用の新規事業探索をする」という文脈で語られることが多いのが現状です。
本書『DXの思考法』はDXのhow to本ではありません。
本書のメッセージの1つは、「デジタル化が今日の日本の人類社会に対して持っている最も重要なインパクトは、それが産業構造全体を大きく変容させる力を持っていること、すなわちインダストリアル・トランスフォーメーション(IX)にこそある」ということ。
IXのメカニズム、ロジック、実相はいかなるものなのか、それを明らかにしようとしています。
これは大都市圏だけの話ではなく、むしろ「地方」こそ距離が近い考え方であり、そして必要な考え方といえます。
今回のイベントでは、本書の本質を筆者とともにおさらいをした上で、本書で多く触れることができなかった「地方でのIX・DX」についても登壇者とともにトークセッションを行なっていきます。
第1部では、マクロの視点から全体像を捉え、現在日本で起きていること、今後必要な考え方について俯瞰しながら、第2部では、地方での経営の観点から抽象論を具体的な現場に落とし込んだときに例えばどのようなことができ、どのようなことが起こっているのかをディスカッションしていきます。
さらに当日は、事前に募集させて頂いたご質問やリアルタイムでのご質問にもお答え頂けます。
今回の企画では、当日視聴できない方に向けて、アーカイブ動画の配信も予定しておりますので、当日参加できないという方も奮ってご参加お待ちしております。
・第1部『DXの思考法』とは
西山圭太
村上敬亮
モデレーター 小林味愛
・第2部 地方での経営の観点 から現場に『DXの思考法』を取り入れるには
西山圭太
松本順
モデレーター 陶山祐司
このイベントはオフライン(代官山 蔦屋書店内)とオンライン同時開催イベントです。
お申し込み時に、来店参加orオンライン参加のいずれかをお選び頂き、ご参加下さい。
【プロフィール】
西山 圭太 (にしやま・けいた)
東京大学未来ビジョン研究センター客員教授
東京大学法学部卒業後、通商産業省入省。
1992年、オックスフォード大学哲学・政治学・経済学コース修了。
株式会社産業革新機構執行役員、東京電力ホールディングス株式会社取締役、経済産業省商務情報政策局長などを歴任。
2020年夏に退官。
在任中は、故・青木昌彦教授や各国首脳のブレーンとの知的交流を結び、今日のRCEPにつながる東アジア包括的経済連携協定構想の立ち上げなどに関わる。
また、冨山和彦氏と共に産業再生機構、東電再建と電力システム改革にて、増田寛也氏と共に地方創生にて、松尾豊氏と共にAIにて協業。
時代の数歩先を行くビジョナリーとして、日本の経済・産業システムの第一線で活躍して来た。
村上 敬亮 (むらかみ・けいすけ)
内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室 室長代理(副政府CIO)
1990年、通商産業省入省。
湾岸危機対応、気候変動枠組条約交渉、PL法立法作業などに従事した後、10年にわたって著作権条約交渉、e-Japan戦略立案などのIT政策に従事。
クールジャパン戦略の立ち上げ、地球温暖化の国際交渉、再生可能エネルギーの固定価格買取制度創設を担当し、2014年から6年間、国家戦略特区も含め、内閣官房・内閣府で地方創生業務に従事。
2020年7月に経済産業省に帰任し、中小企業庁経営支援部長に着任後、現職。
2020年12月 世界経済フォーラムと国際官民連携ネットワークが「Agile 50」公共部門を変革する世界で最も影響力のある50人にも選ばれた。
松本 順 (まつもと・じゅん)
みちのりホールディングス代表取締役グループCEO、株式会社日本共創プラットフォーム取締役専務、株式会社経営共創基盤共同経営者。
1961年生まれ、59歳。仙台市出身。
上智大学法学部卒業後、GM系投資会社などを経て、2003年産業再生機構執行役員に就任。
九州産業交通、関東自動車などの事業再生案件を統括。
機構解散後、2007年に経営共創基盤(IGPI)の設立に参画し、交通・観光事業の経営改革や再生を行うプロジェクトに関与。
2009年IGPI傘下に設立したみちのりホールディングス代表取締役に就任。
現在は、岩手県北自動車・浄土ヶ浜パークホテルの代表取締役社長、福島交通・茨城交通・関東自動車・会津乗合自動車・湘南モノレールの取締役会長を兼務するほか、公益社団法人経済同友会 幹事、公益社団法人福島県バス協会会長、JR四国経営改善委員会委員などを務める。
【モデレーター(第1部)】
小林 味愛 (こばやし・みあい)
株式会社陽と人(ひとびと)代表
東京都立川市出身。
慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、衆議院調査局入局、経済産業省出向、株式会社日本総合研究所を経て、福島県国見町に株式会社陽と人設立。
規格外も含めた農産物の流通をはじめ、福島の地域資源を活かして地域と都市を繋ぐ様々な事業を展開。
直近では、あんぽ柿の製造工程で廃棄される柿の皮を活用したコスメブランド『明日 わたしは柿の木にのぼる』を立ち上げ。
第5回ジャパンメイドビューティアワード優秀賞受賞、サスティナブルコスメアワード2020シルバー賞及び審査員賞ダブル受賞、ソーシャルプロダクツアワード2021ソーシャルプロダクツ賞受賞。
2021年3月から復興庁「復興推進委員」も務める。
子育てをしながら福島と立川の2拠点居住。
【モデレーター(第2部)】
陶山 祐司 (すやま・ゆうじ)
Zebras and Company 共同創業者/代表取締役
(1)社会課題解決と事業成長の両立、(2)株主のみならずステークホルダー全体への貢献、(3)短期的な時価総額向上よりも長期的な価値創出拡大を行う「ゼブラ企業」の普及拡大に取り組む。
元々は経産省で3.11を踏まえたエネルギー政策見直し、電機メーカーの競争力強化を担当。
その後、VC/新規事業のコンサルタントとして、100億超の資金調達をした宇宙開発ベンチャーやIoTベンチャーの事業戦略策定、資金調達、サービス開発、営業の支援や政策提言等を実施。
2018年に独立し、SIIF(社会変革推進財団)におけるインパクト投資の促進や、ガバメント・リレーションズの普及に従事。
2021年にZebras and Companyを共同創業。
【参加条件】
イベントチケット予約・販売サービス「Peatix」にて、いずれかの対象商品をご購入いただいたお客様がご参加いただけます。
【対象商品】
・イベント [来店参加] 券(1,650円/税込) ※限定10名様
・イベント [オンライン参加] 券(1,650円/税込)
・サイン本『DXの思考法』(文藝春秋)・1,650円/税込)+オンライン参加券(1,100円/税込)+送料(500) セット 3,250円(税込)
・サイン本『DXの思考法』(文藝春秋)・1,650円/税込)+来店参加券(1,100円/税込) セット 2,750円(税込)
※サイン本『DXの思考法』は2021年8月13日(金)に入荷予定です。入荷後に配送いたします。
※Peatixで取得したお客様の個人情報は、本イベントへお申し込み頂いた方への商品発送にのみ使用し、それ以外での使用は行いません。個人情報のお取り扱いについてご同意の上、お申込み下さい。
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受付締め切り: 2021年8月13日(金) 17:30まで
【オンラインイベント アーカイブ配信のお知らせ】
本オンラインイベントにお申込みのお客様は、イベント終了後、一定期間イベントのアーカイブ配信をご視聴頂けます。
日時にご都合がつかない場合や、もう一度見たい場合などにご利用ください。
なお、イベント終了後は、アーカイブ配信のみの販売等はございませんのでご注意ください。
アーカイブ配信視聴方法につきましては、対象商品をご購入のお客様あてに、配信準備ができましたら、Peatixよりメッセージをお送りさせていただきます。