2021年9月16日(木)

大串尚代 × 小川公代「少女の表象が映す英米文学」 『立ちどまらない少女たち』(松柏社)刊行記念

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※本イベントはリアルタイム配信のみでご参加いただけるイベントです。詳細につきましてはページ下部をご確認ください。

「アメリカ」という場所が、1960年代から90年代の日本の少女マンガでどのように表象されてきたかをたどることは、アメリカ文学と少女マンガとの接点をみいだすことにつながるかもしれません。
『立ちどまらない少女たち──〈少女マンガ〉的想像力のゆくえ』は、「少女マンガ」という枠組みの文化史的意義を再考し、同時に少女マンガが文化受容の重要な媒体となっていたことを考察する一冊です。
本書は主に1960年代後半から2000年に入った頃までの作品を取り上げ、その魅力に迫ります。

本書の刊行を記念して、著者の大串尚代さんと、『群像』誌上での連載が大きな話題となった『ケアの倫理とエンパワメント』(講談社)の刊行を控える小川公代さんをお迎えして対談イベントを開催します!

本書で取り上げているオルコットの『若草物語』にも大きな影響を受けたというイギリス近代文学がご専門の小川公代さんに、オルコットが影響を受けたブロンテ姉妹、本書で人種差別、奴隷制の観点から重要な作家として登場するリディア・マリア・チャイルドの同時代人であるウルストンクラフト、コウルリッジ、ブレイクについてもお話をうかがえたらと思います。

『文学とアダプテーション』(春風社)において、文学と、別の形態の文化的ナラティヴとの間にある接点に関するコールリッジ論を書かれた小川さんと、外国文学と少女文化の接点を追ってきた大串さんの、受容とコラボレーションの関係についてのお話も楽しみです。
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【出演者プロフィール】
大串尚代(おおぐし・ひさよ)
慶應義塾大学文学部教授(英米文学専攻)。
慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程修了、博士(文学)。
専門はアメリカ女性文学、ジェンダー研究、フェミニズム、日本少女文化。
著書に『ハイブリッド・ロマンス──アメリカ文学にみる捕囚と混淆の伝統』(松柏社)、『『ガラスの仮面』の舞台裏──連載40周年記念・秘蔵トーク集 』(分担執筆、中央公論新社)、訳書にフェリシア・ミラー・フランク 『機械仕掛けの歌姫──19世紀フランスにおける女性・声・人造性』(東洋書林)、ルイザ・メイ・オルコット『仮面の陰に──あるいは女の力』〈ルリユール叢書〉(幻戯書房)。

小川公代(おがわ・きみよ)
上智大学外国語学部英語学科教授。
グラスゴー大学英文学科博士課程修旅了(Ph.D.)。
専門は18世紀イギリス文学、ロマン主義文学、および医学史。
著書に『ケアの倫理とエンパワメント』(講談社)、『文学とアダプテーション──ヨーロッパの文化的変容』(共編、春風社)、『イギリス文学入門』(共著、三修社)、訳書にサンダー・L・ギルマン『肥満男子の身体表象──アウグスティヌスからベーブ・ルースまで』(法政大学出版局)。
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時間 _ 20:00~22:00 (19:30オンライン開場)
場所 _ リアルタイム配信
▼入場料(いずれも税込)
■配信参加:1,650円
■書籍つき配信参加:1,650円+『立ちどまらない少女たち』2,750円
■書籍つき配信参加:1,650円+『ケアの倫理とエンパワメント』1,650円
■書籍つき配信参加:1,650円+『立ちどまらない少女たち』2,750円+『ケアの倫理とエンパワメント』1,650円
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