東京堂書店・神田神保町店
イベント開催日: 2015年11月24日(火)
世界の難民は5千万人以上となり、特に中東シリア難民の数は過去最多を記録しています。
シリアでは、2200万人のうち半数を超える1160万人が避難民となって、 400万人超が難民として国外へ逃れています。30数万人を受け入れているヨーロッパに比べ、 日本ではシリア人が約60人難民申請していますが、難民認定はわずか3人。 現在、4人が難民認定を求めて訴訟を起こしており、メディアも関心を寄せるようになっています。
日本も難民条約に加入(1981年)、「出入国管理及び難民認定法」(入管難民法、82年)にもとづき、法務省の入国管理局が難民認定制度を運用しています。
しかし、現実の制度運用は、非正規滞在者および難民を排除しているだけで、 仮に、人道的措置によって在留特別許可が与えられたとしても、定住資格を付与しているだけであり、 難民条約にもとづいた法的地位を保証するものではなく、住居、生活等の支援を提供するわけでもありません。
日本ではどうしても「難民」は遠い存在、リアリティーを感じられないのが現状です。
そこで、私たちの身近で暮らす難民の姿や生活を紹介、生の声を聞くことをとおして、どうして「難民」が生まれるのか、日本にいる「難民」の現実を知り、 どういう「支援」が必要なのかを学ぶ機会にできればと考えています。
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【著者略歴】
山村 淳平(やまむら じゅんぺい)
1955年生まれ。内科医(横浜・港町診療所)
1990年代にアジアやアフリカで被災民および難民へ医療支援。
2000年からは、日本の移民・難民の医療にたずさわっている。
・編著書
『壁の涙』現代企画室、2007年 1300円+税
DVD版『壁の涙』CTIC(カトリック東京国際センター)、2007年
http://refugee.ctic.jp/aboutctic/
『難民への旅』現代企画室、2010年 2500円+税
『移民・難民の病(やまい)をふせぐ』CTIC、2012年
『難民からまなぶ世界と日本』解放出版社、2015年10月 1200円+税
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【ゲスト】
●ゲスト
マ・テンテンウーさん(ビルマ難民。難民認定され関東に定住)
※「ビルマ」と表記することについて
1989年に正当性をもたない軍事政権が国民の同意をえず、突然ビルマ連邦からミャンマー連邦に変更しました。民主化運動を担ってる人びとは、抵抗の意をこめてビルマを使用しています。本書、今回のイベントでは、彼/彼女らの意思を尊重し、ビルマという国名を使用します。
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開催日時:
2015年11月24日(火) 19時~(開場18時30分)
開催場所:
東京堂書店 神田神保町店6階 東京堂ホール
参加方法:
参加費800円(要予約・ドリンク付き)
店頭または電話・メール(shoten@tokyodo-web.co.jp)にて、『山村さんトークイベント参加希望』とお申し出いただき、名前・電話番号・参加人数をお知らせ下さい。携帯メールの方、PCメールで迷惑メール防止機能をお使いの方は、shoten@tokyodo-web.co.jpからのメールが受信可能かどうか、迷惑メール設定を事前にご確認ください。
電話 03-3291-5181 イベント当日と前日は、電話にてお問い合わせ下さい。
※当日17:00より1階総合カウンターにて受付を行います。 参加費800円(ドリンク付き)をお支払い頂いた上で、 1Fカフェにて、カフェチケットと指定のドリンクをお引換えください。 イベントチケットは6階入口にて回収致しますので、そのままお持ちください。 尚ドリンクの引換えは当日のみ有効となります。