2021年11月27日(土)

【開催中止】海図なき平成文学~文芸記者が語る30年(全3回/講師:鵜飼哲夫)春陽堂書店

【春陽堂書店】

2021年11月11日更新:開催中止のお知らせ
本講座は開催を中止いたします。楽しみにされていた皆様におかれましては、大変申し訳ございません。既にお申し込みの皆様には、個別にご連絡をいたします。

冷戦崩壊や未曽有の災害・事件など、激動の時代ともいえる「平成」において、文学作品がどのように社会を映してきたのか。文芸記者として文学の“現場”に長く関わってこられた鵜飼哲夫さんを講師にお迎えし、「平成」と「文学」の関係を三つのテーマに分けて語っていただくセミナーです。平成文学をより深く知りたい、芥川賞の受賞作は毎回気になっている、平成時代に活躍した作家のファン、そんな方におすすめです。当時の報道なども振り返りながら、作家とのエピソードも交えてお話しいただきます。

■日時
2021年11月27日(土)14:00~15:30
2021年12月18日(土)14:00~15:30
2022年 1月22日(土)14:00~15:30
※講義は各回録画し受講者の方限定で約1週間公開いたします。
※本講座は期間途中からの新規申し込みも承りますが、以下の点にご注意ください。
1.リアルタイムで受講されなかった講義については、録画した動画のURLをメールでお知らせいたしますので各自でご覧ください。
2.各回開催日の2営業日前(木曜日)17:00までの受付でその回のリアルタイム講座にご参加いただけます。(17:00を過ぎた場合は次回の開催からリアルタイム受講)
3.期間途中からのご参加でも受講料は3回分です。

■受講料:7,700円(税込)※受講料は3回分です。

<受講者特典>
受講者の方には『芥川賞候補傑作選 平成編①』『芥川賞候補傑作選 平成編②』(春陽堂書店刊)の鵜飼さん解説部分のPDFデータを差し上げます。(ご本人以外の第三者への頒布不可、商用利用不可)

【講師より】
緊張しながら最初に文豪のインタビューをしたの1991年(平成3年)5月、安部公房さんの取材でした。その時32歳。以来、1994年(平成6年)に大江健三郎さんがノーベル文学賞を受賞した際にはスウェーデンに同行取材したほか、芥川賞、直木賞の記者会見には毎回のように駆けつけ、多和田葉子さん、川上弘美さん、角田光代さん、柳美里さん、町田康さんら平成にデビューした作家たちの誕生の瞬間などに記者として立ちあってきました。
講座では、作家たちの息吹、エピソードを交えながら記者の眼で感じてきた平成文学の特色についてお伝えします。

■講師:鵜飼哲夫

■講師紹介
1959年、名古屋市生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。83年、読売新聞社に入社。91年から文化部記者として文芸を主に担当する。書評面デスクを経て、2013年から編集委員。主な著書に、『芥川賞の謎を解く 全選評完全読破』(文春新書、2015年)、『三つの空白 太宰治の誕生』(白水社、2018年)、また編者として『芥川賞候補傑作選 戦前・戦中編』『芥川賞候補傑作選 平成編①』『芥川賞候補傑作選 平成編②』(いずれも春陽堂書店)がある。

■講義内容
第1回…昭和から平成へ ~女性作家の台頭~
平成元年は手塚治虫、美空ひばりと戦後の昭和を代表する方々が世を去った年でもあります。その後、文学の世界でも中上健次、安部公房、吉行淳之介が相次いで亡くなりました。そして文学の世界で目立ったのは、小川洋子、多和田葉子、川上弘美、柳美里ら、現在も世界で活躍する女性作家の台頭です。その流れを、記者として目にしたエピソードも交えながら語ります。

第2回…災害と平成の文学 ~不確かな時代をどう書くか~
阪神淡路大震災、東日本大震災など大きな災厄に日本は見舞われました。戦後の高度成長時代のように「明日を夢見る」のではなく、「明日が不確かな時代」をどう生き、どう書くのか。村上春樹、保坂和志、高村薫、赤坂真理らの作品や発言を通して、「災後」の文学について語ります。

第3回…境界を超えて ~文学史なき平成~
平成時代には、言語、国境、性別、ジャンルの枠を超える文学が多く見られ、これまでの「当たり前」を揺り動かしています。情報技術の発達やグローバル化が進む一方で、格差が拡大、固定化しているとされる時代に、作家はどのような言葉で対峙しているか。「日本語文学」「他ジャンルからの流入」といったテーマから、これからの文学について展望します。

■オンラインセミナー受講について
1.本講座はオンラインセミナーアプリ「Zoom」を使用します。カメラ、スピーカー、マイク付パソコンやタブレット、スマートフォンにて受講することができます。
2.事前にソフトウェアやアプリをダウンロードしておくことをお勧めします。(スマートフォンでは事前ダウンロードが必須です)。「Zoom」は必ず最新版にアップデートの上ご覧ください。
3.開講日の前日夜までに受講者の皆様へ視聴URLとパスコードをメールでお知らせいたします。携帯メールで受信される方は、パソコンからお送りするメールが受信拒否にならないよう設定しておいてください。
4.ミーティング(講座)にはお申し込み時のお名前にてご入室ください。
5.本講座は受講者側の映像は映らないウェビナー形式で開催いたします。ミーティング(講座)へのご入室時はあらかじめマイクも「ミュート(消音)」の設定なっていますので、開講中もそのままにしておいてください。
6.ネット環境による切断やその他アプリの障害については責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。また講座URLを第三者と共有することは固くお断りいたします。

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