おかげさまで代官山 蔦屋書店は今年12月5日で10 周年を迎えます。
1号館1階 人文フロアでは感謝の気持ちを込めまして、当店にゆかりのある著名人の方々の連続オンラインイベントを開催いたします。
12月10日(金)は、当店のオリジナル対話企画である代官山人文カフェにゆかりのある奥田太郎さん、三浦隆宏さん、そして新著『いつもの言葉を哲学する』を刊行する古田徹也さんの登場です。
哲学というと、哲学者たちの小難しい概念をめぐって考えるというイメージが一般にあります。
でも、私たちが普段使っている言葉も(あるいは、そういう言葉こそが)、哲学の題材になるのではないか? 古田徹也さんは12月刊行の新著『いつもの言葉を哲学する』で、たとえば「かわいい」や「〇〇感」「ガチャ」といった日常の言葉の分析や批判を実践しています。
他方、書店イベントとしては異色の対話企画である代官山人文カフェもまた、「書かれた言葉」の集積である本に囲まれた場所で、その場で生成した、他者と織りなす「話し言葉」を味わう実践であり、私たちのなじみの言葉をあらためて吟味するという側面をもっています。
今回のトークイベントでは、ヒューム、アーレント、ウィトゲンシュタインという、会話や対話について思考した哲学者たちの言葉と付き合ってきた3人が、5年間の代官山人文カフェでの実践や古田さんの新著の内容に触れながら、「いつもの言葉を哲学する」魅力やそのコツについて、みなさんとともに考えます。
このイベントはオフライン(代官山 蔦屋書店内)とオンライン同時開催イベントです。
お申し込み時に、来店参加orオンライン参加のいずれかをお選び頂き、ご参加下さい。
【プロフィール】
古田 徹也 (ふるた・てつや)
1979年生まれ。
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。
新潟大学教育学部准教授、専修大学文学部准教授を経て、現在、東京大学大学院人文社会系研究科准教授。専門は現代哲学・現代倫理学。
著書に、『はじめてのウィトゲンシュタイン』(NHKブックス)、『不道徳的倫理学講義』(ちくま新書)、『ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考』(角川選書)、『言葉の魂の哲学』(講談社選書メチエ)、『それは私がしたことなのか』(新曜社)ほか。
奥田 太郎 (おくだ・たろう)
かのブルース・リーが逝去した頃に東京に生まれ、奈良・京都で育つ。
京都大学で哲学・倫理学を学び、現在、南山大学社会倫理研究所教授。
著書に『倫理学という構え』(ナカニシヤ出版)、『失われたドーナツの穴を求めて』(さいはて社)など。哲学対話や翻訳も時々している。
代官山人文カフェに立ち上げから関わっている。
三浦 隆宏 (みうら・たかひろ)
1975年生まれ。
椙山女学園大学人間関係学部准教授。専門は倫理学・臨床哲学。
2017年10月から代官山人文カフェに進行役・話題提供者として参加。
主な著書に『活動の奇跡――アーレント政治理論と哲学カフェ』(法政大学出版局、2020年)、『フランス・バカロレア式 書く!哲学入門』(共著、ナカニシヤ出版、2021年)など。
最近の趣味は酒屋巡り。
【参加条件】
イベントチケット予約・販売サービス「Peatix」にて、いずれかの対象商品をご購入いただいたお客様がご参加いただけます。
【対象商品】
・イベント [来店参加] 券(1,300円/税込) ※限定15名様
・イベント [オンライン参加] 券(1,300円/税込)
・書籍『いつもの言葉を哲学する』(朝日新聞出版・979円/税込)+イベント [オンライン参加] 券(1,000円/税込)+送料(500円/税込) セット 2,479円(税込)
※『いつもの言葉を哲学する』は2021年12月10日(金)に入荷予定です。イベント終了後に配送いたします。
※Peatixで取得したお客様の個人情報は、本イベントへお申し込み頂いた方への商品発送にのみ使用し、それ以外での使用は行いません。個人情報のお取り扱いについてご同意の上、お申込み下さい。
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受付締め切り: 2021年12月10日(金) 19:00まで
【オンラインイベント アーカイブ配信のお知らせ】
本オンラインイベントにお申込みのお客様は、イベント終了後、一定期間イベントのアーカイブ配信をご視聴頂けます。
日時にご都合がつかない場合や、もう一度見たい場合などにご利用ください。
なお、イベント終了後は、アーカイブ配信のみの販売等はございませんのでご注意ください。
アーカイブ配信視聴方法につきましては、対象商品をご購入のお客様あてに、配信準備ができましたら、Peatixよりメッセージをお送りさせていただきます。