2021年12月26日(日)

『愛と差別と友情とLGBTQ+ 言葉で闘うアメリカの記録と内在する私たちの正体』(人々舎) 重版(3刷)記念『「LGBTQ+」と文学と──虚構と現実とが鬩(せめ) ぐ』 北丸雄二 × 川本直トークイベント

日程:2021年12月26日(日)
時間:14:00〜15:30
開場:13:30〜
料金:会場:1,540円(税込) zoom:1,320円(税込)
定員:会場:60名 zoom300名
会場:本店 大教室またはzoom

『愛と差別と友情とLGBTQ+』(人々舎)は、ジャーナリスト・北丸雄二さんが、25年に及ぶニューヨーク生活を通して考えてきた日本の「多様性」情報の欠落を「LGBTQ+」を軸足に、社会運動や言語、演劇、文学、映画など実に多くの分野にわたって網羅した、初の単著にして大作です。本書は、今年の8月20日に刊行されてから少しずつを版を重ねて、現在3刷となりました。これを記念し、北丸雄二さんのトークイベントを開催します。ゲストにお迎えするのは、戦後アメリカ文学界で活躍した女装作家の評伝の翻訳、という体裁で書かれた壮大なデビュー小説『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』(河出書房新社)を上梓した川本直さん。お互いの本の内容についてはもちろん、LGBTQ+から文学までを惜しみなく語り尽くします。片や事実厳しき論考、片や虚構の極北、この2つが実は(今回が初対面ながら互いに深く影響されてきたそうです)通底し交錯し鬩ぎ合っている両者の語りの現場を、覗いてみませんか? トークイベント終了後には、お二人のサイン会を行いますので、北丸さん、川本さんにお会いできる貴重なこの機会をお見逃しなく。

※zoomウェビナーにて参加のお客様へ大事なお知らせ
・登壇者それぞれの机の上にPCを置いて配信する形です。あらかじめご了承下さい。
・WEB会議ツール「Zoom」を使用して実施します。passmarket-master@mail.yahoo.co.jp (配信専用アドレス)より前日21時過ぎと当日12時過ぎにウェビナー登録のURLをお送りします。どちらかで登録をお願いいたします。(URLの共有は禁止いたします。)
・インターネットに接続したパソコンや、タブレット端末、スマートフォンが必要になります。
・スマートフォン、タブレット端末の場合、事前に「Zoom」のアプリダウンロードが必要です。

※ご来場のお客様へ大事なお知らせ
・手洗い・うがい、自宅を出る前に体温測定のご協力を必ずお願いいたします。 熱がある場合、体調に異変を感じる場合は参加をお控えください。返金いたしますので、その旨をお伝えください。 また入り口での手の消毒、マスクの着用を必須といたします。マスクを着用されていない場合、会場に入れませんのでご注意ください。
・お席は間隔を空けて、お座りいただく形です。

北丸雄二 きたまる・ゆうじ
ジャーナリスト、コラムニスト。毎日新聞をスタートに、東京新聞(中日新聞社)社会部を経て1993年よりニューヨーク支局長。96年夏に退社して独立、ニューヨーク在住のまま執筆活動を続ける。在米25年の2018年に帰国。東京を拠点にTBSラジオやJ-Wave、FM TOKYO及びネット番組「デモクラシー・タイムズ」などでコメンテーターやニュース解説を行う。東京新聞毎金曜に時事評論『本音のコラム』連載。日米政治や社会・文学評論のほか、英米翻訳も多数。訳書に外交『カーター、パレスチナを語る:アパルトヘイトではなく平和を』(Jimmy Carter、共訳)、文学『フロント・ランナー』(Patricia Nell Warren)、『スイミングプール・ライブラリー』(Alan Hollinghurst)、『ノーマル・ハート』(Larry Kramer)のほか、『ヘドウィグ&アングリー・インチ』『ボーイズ・イン・ザ・バンド~真夜中のパーティー』などブロードウェイの日本公演台本も多数翻訳。本書執筆前には『LGBTヒストリーブック 絶対に諦めなかった人々の100年の闘い』(Jerome Pohlen)も翻訳。

川本直 かわもと・なお
小説家、文芸評論家。1980年東京都生まれ。2011年「ゴア・ヴィダル会見記」(「新潮」)でデビュー。文芸評論とノンフィクションを手掛ける。著書に『「男の娘」たち』(河出書房新社)、共編著に「紀伊國屋じんぶん大賞2020」の14位にランクインした『吉田健一ふたたび』(冨山房インターナショナル)がある。『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』(河出書房新社)が初の小説となる。

書籍情報
『愛と差別と友情とLGBTQ+ 言葉で闘うアメリカの記録と内在する私たちの正体』

池田香代子氏、荻上チキ氏、津山恵子氏、中村 中氏、宮台真司氏 推薦。苦難の中でLGBTQ+はどのようにしてアイデンティティを獲得していったのか。アメリカの人権解放運動の歴史を紐解きながら、偏見を助長してきた言葉や文脈を更新し、日本で流通してきた「LGBTQ+」情報の空洞を埋める希望の書。

『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』
佐藤亜紀氏、高遠弘美氏、伏見憲明氏、富士川義之氏、柳下毅一郎氏 推薦。ジュリアン・バトラー。トルーマン・カポーティ、ゴア・ヴィダル、ノーマン・メイラーと並び称されたアメリカを代表する小説家。バトラーの生涯は長きにわたって夥しい伝説的なゴシップの靄に包まれていた。しかし、2017年、覆面作家アンソニー・アンダーソンによる回想録『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』が刊行され、遂にその実像が明らかになる―。もうひとつの20世紀アメリカ文学史を描く壮大なデビュー長編小説。

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