2022年1月8日(土)

中西恭子 × 橋迫瑞穂「「公共的知識人」を生きた女性の虚像と実像、そして象徴」 エドワード・J・ワッツ『ヒュパティア 後期ローマ帝国の女性知識人』(白水社)刊行記念

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四世紀、ローマ帝国の「キリスト教化」の時代のアレクサンドリアに高名な数学者の娘として生まれたヒュパティアは、父の学校を継ぐ名教師・哲学者として政財界・宗教界の名士を輩出しながらも、政争に巻き込まれて非業の死を遂げたことで後世に記憶される存在となった。
後期ローマ帝国研究の俊英、エドワード・J・ワッツによる評伝『ヒュパティア 後期ローマ帝国の女性知識人』は、ヒュパティアと同時代の知識人たちの生を史料に即して活写し、後世の偶像化の功罪を明らかにする。

「公共的知識人」として生きた女性の虚像と実像を明らかにし、ひとりの人間として記憶することとは、どのようなことか。

いま話題の翻訳書をめぐって、ジェンダーとスピリチュアリティの視点をまじえ、宗教社会学者の橋迫瑞穂さんをお招きして語り合います。

どうぞお楽しみに!

【出演者プロフィール】
中西恭子(なかにし・きょうこ)
東京大学大学院人文社会系研究科研究員、博士(文学)。
日本学術振興会特別研究員(PD)を経て津田塾大学ほか非常勤講師。
東京大学文学部西洋史学科卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。
専門は古代末期地中海世界の宗教史・宗教思想史、日本語詩歌における西洋古典受容・キリスト教表象受容研究。
おもな著書に『ユリアヌスの信仰世界――万華鏡のなかの哲人皇帝』(慶應義塾大学出版会)。論文多数。

橋迫瑞穂(はしさこ・みずほ)
立教大学大学院社会学研究科社会学専攻博士課程後期課程修了。
立教大学社会学部ほか兼任講師。博士(社会学)。
専攻は宗教社会学、文化社会学、ジェンダーとスピリチュアリティ。
著書に『占いをまとう少女たち――雑誌「マイバースデイ」とスピリチュアリティ』(青弓社)、『妊娠・出産をめぐるスピリチュアリティ』(集英社新書)。

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【開催時間】
2022/01/08 19:00-21:00

【開催場所】
オンライン配信イベント

【入場料】(いずれも税込)
■配信参加:1,650円
■書籍つき配信参加:1,650円+『ヒュパティア:後期ローマ帝国の女性知識人』3,960円

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