“完全自主制作映画”として撮影制作から配給活動まで一貫して行い、2021年夏、広島・尾道の上映では初週歴代一位の動員数を記録。
異例のヒットとその特殊な配給活動が話題を呼んだ映画「逆光」が、ついにこの冬、東京に上陸しました。
脚本を手掛けたのは渡辺あやさん。監督・主演を務めたのは25歳の須藤蓮さんです。
本イベントでは「映画的熱空間を創る」ことを掲げる映画『逆光』で特筆すべき、その宣伝・配給活動「Daialoge（ダイアローグ）」から見えてきた「現代の対話と言葉」について考えていきます。
「Dialoge」とは、渡辺あやさんと須藤蓮さんが中心となって開催してきた「若者たちが集まってただ対話をする」というイベント。
発端になったのは渡辺さんと須藤さんが参加し、現代において「対話」の機会がどんどん奪われている状況を描いた『ワンダーウォール』という作品だったそうです。
ーー社会から対話が失われていった先には分断しか残らないのではないか、という危機感があり、そこから自分たちで「対話」を何か楽しいイベントとしてやっていこうと考えたことがきっかけでした。
ところがいざ始めてみたところ、これが想像以上に面白く、意義深く、刺激的な場となることに私たち自身が驚きました。
参加してくれた若者たちも「本当に稀有な時間だった。また参加したい」と。
そしてバブル世代の私としては、自分たちの頃と比べて、若い人たちの言葉の豊かさ、表現の巧みさ、思慮深さに驚き、また私以外に見学したことのある大人たちも異口同音にその印象を感想として言ってくれますので、明らかな世代間の差がそこにあるのだろうと思われます。（渡辺あやさん）
それはいったい何なのか……本イベントでは、70年代生まれの脚本家・渡辺さんが、Z世代の映画監督・須藤蓮さん、そしてエディターの西山萌さんとともに、ぜひトークで深く追求する予定です。
【出演者プロフィール】
渡辺あや（わたなべ・あや）
1970年生まれ。島根県在住。
2003年、映画『ジョゼと虎と魚たち』で脚本家デビュー。
NHK連続テレビ小説『カーネーション』。
映画『メゾン・ド・ヒミコ』『天然コケッコー』。
テレビドラマ『火の魚』『その街のこども』『ワンダーウォール』『ストレンジャー 上海の芥川龍之介』『今ここにある危機とぼくの好感度について』など。
須藤蓮（すどう・れん）
1996年生まれ、東京都出身。
京都発地域ドラマ『ワンダーウォール』主要キャストの1人として出演。
深田晃司監督作『よこがお』、NHK 大河ドラマ『いだてん』に吹浦忠正役で出演。
映画『逆光』にて初めて監督を務める。
西山萌（にしやま・もえ）
編集者。多摩美術大学卒業後、出版社入社。
雑誌『PERK』のエディター、デザイナーを経て独立。
『TOKION』のリニューアル創刊に携わるほか、本と編集の総合企業SPBSでは編集的遊び場「SPBS THE SCHOOL」の立ち上げに参画。
フィールドを横断し人や物事、空間や価値観を、束ねたり編んだり解いたり、雑誌的な編集の形を模索中。
映画『逆光』とともに製作された石間秀耶 写真集『ONOMICHI』では編集を担当した。
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【来店での参加につきまして】
・最大100名まで入る会場で、最大人数10名と絞り、ゆとりを持って設営しております
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・店頭に消毒用のアルコールをご用意しておりますので入店の際にご協力をお願いいたします
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【開催時間】
19:00～21:00 （18:30開場）
【開催場所】
本屋B&B
世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F
【入場料】
■来店参加（10名限定・1ドリンク付き） 2,750yen（税込）
■配信参加 1,650yen（税込）
