2022年2月8日(火)

木村元 × 村上靖彦「リズムとリズムのあいだ」 『音楽のような本がつくりたい』(木立の文庫)刊行記念


1月20日に木村元さんの『音楽のような本がつくりたい──編集者は何に耳をすましているのか』が木立の文庫から刊行されます。

本書は下北沢にオフィスを構える「音楽を愛する人のための出版社」アルテスパブリッシングの代表でもある木村さんが、音楽や本を思考の中心に据えながら、日々の関心事を13篇の文章にまとめたもの。

個人的な音楽体験が普遍的な問いへとつながっていく過程を平易に綴った前著『音楽が本になるとき』(木立の文庫)での音楽美学的な姿勢はそのままに、長らく音楽書の編集に従事されてきた立場から書籍や出版界を語る本作は、より一層、今の社会に開かれた1冊になっています。

本屋B&Bでは、この刊行を記念し、村上靖彦さんをゲストにお招きしてトークイベントを開催します。

昨年6月に青土社から上梓された村上さんの著書『交わらないリズム──出会いとすれ違いの現象学』は、人と人との交わり/交わらなさを「リズム」の概念を用いながら論じた1冊。
今回の対談では、同書もひとつの鍵として語らっていただきます。

それぞれの音楽体験、編集者と著者というそれぞれの立場から考える本づくりについて、そして木村さんの父であり、村上さんも敬愛する精神科医、故・木村敏について──。

さまざまに変奏されながら紡がれるおふたりの二重奏をぜひおたのしみに。

【出演者プロフィール】
木村元(きむら・げん)
1964年京都府生まれ。書籍編集者。
株式会社アルテスパブリッシング代表。
1988年、上智大学文学部哲学科卒業後に株式会社音楽之友社に入社、音楽書籍編集の企画・編集に従事。
2007年に独立して株式会社アルテスパブリッシングを設立。
桜美林大学リベラルアーツ学群非常勤講師、国立音楽大学評議員。
著書に『音楽が本になるとき──聴くこと・読むこと・語らうこと』(木立の文庫)。

村上靖彦(むらかみ・やすひこ)
1970年東京都生まれ。
基礎精神病理学・精神分析学博士(パリ第七大学)。
大阪大学大学院人間科学研究科教授。専門は現象学的な質的研究。
おもな著書に『交わらないリズム』(青土社)、『子どもたちがつくる町』(世界思想社)、『ケアとは何か』(中公新書)、『在宅無限大』(医学書院)、『母親の孤独から回復する』(講談社)、『仙人と妄想デートする』(人文書院)、『摘便とお花見』(医学書院)、『傷と再生の現象学』(青土社)など。

※新型コロナウイルス感染者数の増加に伴い、来店参加チケットの販売は停止いたしました(1/20追記)

【配信での参加につきまして】
・配信はZoomのウェビナー機能というサービスを使用いたします
・インターネット接続環境下のPCやスマートフォン、タブレットからのご視聴が可能です
・イベント中、お客様の顔や音声などは配信されませんのでご安心ください
・配信はリアルタイムと見逃し(1ヶ月)でご視聴いただけます
・視聴は登録制です。1名分のチケットで複数人がご登録されている場合はご連絡もしくは配信の停止を行うことがございます。ご注意ください
・ご利用の通信環境により配信の遅延が起こる場合がございます。ご了承ください

【書籍付き配信での参加につきまして】
・書籍『音楽のような本がつくりたい』を、イベントの配信チケットとセットで販売いたします
・書籍にはサインは入りません
・イベント前の発送をご希望の方は、2/11(金)までに該当のチケットをお求めください。2/12(土)にB&Bから発送いたします
・2/12(土)以降にお申し込みの場合は、イベント後の発送になります
・ご記入いただいた住所は、書籍発送以外の目的には使用しません
・海外発送は行いません

【キャンセルにつきまして】
・ご購入直後にイベント配信用のURLが送信される都合上、ご購入後のお客様都合によるキャンセルは承っておりません。何卒ご了承ください

【開催日時】
2022年2月19日 19:00~21:00

【開催場所】
本屋B&B
世田谷区代田2-36-15 BONUS TRACK 2F

【入場料】
■配信参加 1,650yen(税込)
■配信参加+書籍事前発送(『音楽のような本がつくりたい──編集者は何に耳をすましているのか』) 1,650yen+2,420yen(税込)
■配信参加+書籍イベント後発送(『音楽のような本がつくりたい──編集者は何に耳をすましているのか』) 1,650yen+2,420yen(税込)

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